ブルーピリオド
子供たちと触れ合っていくことで「絵」を通して人生を見させられるとは思っていませんでした。本物の、何歳であっても、だれが決めるでもない、「自分」の人生に向き合いたいと心から思えた今巻。
人と関わるのが苦手な世田介くんが、八虎を通して変わっていくところが非常に良かった。「今はじめて絵が描けてよかったと思った」人生の葛藤と孤独を思い知らされました。 世田介くん、良かったねぇーーー! 誰かの要求に応えて生き続けるのは本当に苦しい…
これがブルーピリオド。物語の展開、引き込まれる絵、どれも最高! 想像を絶する地獄。 多くのテーマが、この9巻に散りばめられています。 絵、人間関係、人生、生きること、描くこと、創ること。 美術に関わったことない私でも、雷に打たれたような衝撃。 …
芸大生の日常、その先にあるモノとは。大学生活楽しそうで羨ましい! 怒涛の展開だった受験編。その後の芸大編に続く8巻は、夏休み前後の日常編。それなりの波乱はありますが、展開としてはかなり落ち着いた物になっています。 芸術家がいかに誕生するのか、…
大学編でも、やはり生みの苦しみ!プライドは粉々、でも救いはちゃんとある! 大学編がスタート!正直、美大の大学生は遊んでなんぼぐらいのイメージだったけれど、絵画というクリエイティブな世界での生みの苦しみが、大学生という仲間との比較の中でうまく…
やりたいことがあることの幸せを知る。受験が終わり、大学編に期待が膨らむ6巻! 今作のワンポイントとして、受かる人もいれば落ちる人もいるっていう「当たり前」を曖昧にしないで丁寧に描写しているのが非常に良いと思いました。 前巻から続く、受験本番で…
『自分が「普通」だと思ってることは案外「その人らしさ」だったりする』、大人にもグサッと刺さる5巻! 1次試験が終わったところからスタートする5巻。 1次の合否発表を待ちながら2次に向けての試験対策でローギアの展開になるかと思いきや…。 最近ちょっと…
とうとう試験開始、苦しみながらも、試験に挑む姿がカッコいい! 今巻ではいよいよ芸大受験が始まり、物語として、また美大志望の学生にとっての山場を迎える。 その一大イベントを突き付けられた、主人公達の心情がよく表現されています。単純に熱い展開と…
道を決めた主人公が、その道にある大きな壁や人間関係に一喜一憂、面白さがさらに際立つ3巻! 主人公が伸びた分だけ壁にぶちあたっていく、その度にまた違った成長を見せる。 今回は画材が一つのテーマ。ただ絵を描くという漫画ではない、本気で美術に向き合…
絵の沼に入って行く主人公がたまらなく良い、ゾクッとさせられる第2巻! 『「見る」以上に「知れて」、「描く」以上に「わかる」んだよ』 ゾクッとする素晴らしい感動を与えてくれる作品だと思いました。 しっかり悩み、描かれながら、絵の沼に入って行く主人…
八虎の本気がかっこいい!単なる絵描き漫画ではない、密度の濃い作品。 美術の世界にのめり込むことで、生きる目的を見つけられた八虎。絵に向かうときの彼は、どんなシーンもかっこいい! 今作品、実際に色んな人が書いた絵が出てくるのがすごく新鮮で、美…