- あらすじ
本書の舞台は虎杖が入学する1年前の呪術高専で、真希やパンダ、狗巻も1年生として登場。
主人公は、事故に遭った幼なじみの少女である岡本里香(おかもとりか)が取り憑いている青年・乙骨憂太(おっこつゆうた)。里香は人間であった時から乙骨のことが大好きで、乙骨に攻撃するものを自ら返り討ちにしてくれる呪霊。
乙骨は強力な呪霊に取り憑かれたことで、最高ランクの「特級術師」として、呪術高専にやってきた。
ある日東京で呪詛師・夏油を中心とした呪術師による集団テロ事件が起こる。夏油と対峙する乙骨。乙骨は里香に「愛してる」と伝え、この戦いが終わったら全てを捧げることを条件に制限を解除した。
里香の力で夏油を退けた乙骨は、約束通り自ら命を断とうとする。しかしその瞬間、里香ちゃんは再び少女の姿に戻ったのである。実は里香が乙骨を呪っていたのではなく、乙骨が里香の死を受け入れられていなかったのだと気付いた2人は、最後笑顔で別れるのであった。
- おすすめポイント
・"本設定で連載してた状態の作品も読んでみたかった"そう思わせてくれる読み切り作品。
呪術廻戦本編が始まる一年ほど前の話。
本編では名前くらいしか出ていない乙骨が主人公。愛の呪いがメインとなる話で禍々しいけど、同級生との関わりで芽生えたもの、五条と夏油の間で消えることのない友愛、五条の高専生への想いが伝わってくるドラマチックな展開。
夏油の今際の際の五条との会話はとても胸が熱くなりました。展開は早いけど、読み応えのある内容でとても面白かったです。
狗巻の戦闘シーンや幼い感じの禪院先輩を見たい方、そして乙骨先輩の活躍が見たい方は特にオススメの作品。
- おすすめしたい他作品
・BLEACH
<完結済> アニメ化、実写映画された人気作品。
正直、読み始めは本作の主人公である「一護に似てるかな」と思いました。今は、主人公のぶっ飛び加減で言ったら呪術廻戦のほうが上だと思いますが。
一護は家族愛が強かった分、優しい不良って感じでしたから。
しかし、BLEACHのストーリーとキャラの濃さも素晴らしいので、呪術廻戦が好きであればおすすめの作品です。
呪術廻戦のキャラクター達が好きな方であれば本作もおすすめです。
<完結済>HUNTER×HUNTERと同じ作者の格闘系漫画です。
本作の主人公、浦飯幽助のぶっとび具合と性格が虎杖悠仁と似ています。
主人公以外のキャラクター達も非常に魅力的で男女共に人気を集めた本作、是非おすすめさせて下さい。