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夏目友人帳 11巻 あらすじとオススメしたい他作品

著者:緑川 ゆき
  • あらすじ

「妖怪が見える」という秘密を抱えた少年・夏目。祖母にあたるレイコから「友人帳」を受け継ぎ、妖怪たちに名前を返す日々を送っている夏目。

偶然立ち寄った多軌の家の蔵掃除を手伝う事になった夏目達。掃除中、蔵に封じられていた妖の封印が解けてしまい…!?

癒されあやかし契約奇談!

  • おすすめポイント

・せつなくも、優しい気持ちになる。夏目のルーツをたどる今作。
「妖」以外と夏目の繋がりを感じられる今作。
いつのまにか夏目は大きな変化を遂げていて、でもその変化を与えたのは紛れもなく「妖」。

「妖」と「人」の間、曖昧な立ち位置にいたはずの夏目が、揺らぐことなく、少しずつ少しずつ、その存在を確固たるものとしている。今回も素敵なお話でした。

そして、先生のプリティー加減もどんどん増していますね!
タキがぎゅーっとしてしまう気持ちが分かります。

 

前半「封じてあるもの」では、
「見える」夏目と「見えない」慎一郎さんの違い。
そこに関わる「妖」と「人」の違い。
何かが異なるからこそ、すれ違い、出会うものたち。
どちらも感じようとする夏目の強さが、随所に表れていると思いました。

 

後半「遠き家路」も良かった!
今まであまり触れられてこなかった夏目の両親の話がやっと聞けて、「今まであまり触れられなかった」理由も分かって、大好きなお話です。

先生と夏目のやりとりも良かった!
彼らのお互いに分かり合っているちょっと憎たらしい言いあいが、一番優しい。

"名を返す”だけではなくなってきた夏目と妖の関係、そして夏目と人の関係を感じる今作。

  • オススメしたい他作品

・百鬼夜行抄

主人公の飯嶋律(いいじまりつ)は、今は亡き祖父・飯嶋蝸牛(いいじまかぎゅう)から不思議な力を受け継いだ。それは、普通の人間には見えない妖魔を見る力。しかし、見えるだけで他には何の力もない。そんな飯嶋律と、さまざまな妖魔との出会いが織り成す魅惑的な不思議絵巻。
「夏目友人帳」を大人向けにした感じの漫画です。昔、私の母が読んでいたのがキッカケでハマりました。中学生の頃の自分では、一回読んだだけでは内容が上手く理解できず、何度も何度も読み返してのめり込んでいった作品です。

・もっけ
田舎に暮らす静流(しずる)と瑞生(みずき)の仲良し姉妹は、他者には見えない妖怪を「見ることのできる力」と、「憑依される力」を持っていた。拝み屋の祖父の助力のもとで、もっけ=勿怪や自然と人間との共存を軸として、二人は成長していこうとする、ほのぼのモノノケ物語。
姉妹(瑞生・静流)が助け合う姉妹の美しい物語の作品です。
 ・雨柳堂夢咄
入口に大きな柳の木がある骨董屋「雨柳堂」。そこへ集まるのは、様々な“想い”を持った品々。骨董と人の織りなす愛情と因縁。主人の孫息子・蓮は、それらの“想い”を感じ取る不思議な力を持っていた…。
骨董につく物の怪や、あやかし達のお話。主人公が魅力的で、骨董にまつわる不思議が雰囲気良く描かれています。読み出すと止まらない面白さがある作品。
 
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