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夏目友人帳 12巻 あらすじとオススメしたい他作品

著者:緑川 ゆき
  • あらすじ

「妖怪が見える」という秘密を抱えた少年・夏目。祖母にあたるレイコから「友人帳」を受け継ぎ、妖怪たちに名前を返す日々を送っている夏目。

名を返す日々を送るある日、声真似の得意な妖・ヨビコに騙され家に入られてしまう。話を聞くと、友人帳で呼び出して欲しい妖がいるというのだが、その理由とは?

癒されあやかし契約奇談!

  • おすすめポイント

・人と妖のそれぞれの弱さと強さ、夏目の他者を愛しく思う気持ちが伝わってくる今作。
どの話からも感じる人と妖のそれぞれの弱さと強さ、もろく細い繋がりの糸と、その透明さ。それでいてその糸を手放せない夏目の、他者を愛しく思う気持ち。彼を否定しない先生の「先生」であるゆるぎなさ。

人と人ですら繋がらない思いがあるなら、まして妖など。
それでも、生きる時間と場所の違う者たちだからこそ思い知る「代答」

たとえ、結局は一人でも、忘れることはできない「妖しきものの名」

似ているようで微妙に立ち位置の異なる場所にいる、"夏目、田沼、名取さん、ニャンコ先生、そしてレイコさん"彼らの思いが交錯する「硝子のむこう」

凝縮された一冊、いつもと違う夏目がみられる嬉しさと楽しさもありました。

たくさん語りたいような、胸の中にこっそりしまっておきたいような、ふわふわした思いに泣きたくなるような作品。

  • オススメしたい他作品

・百鬼夜行抄

主人公の飯嶋律(いいじまりつ)は、今は亡き祖父・飯嶋蝸牛(いいじまかぎゅう)から不思議な力を受け継いだ。それは、普通の人間には見えない妖魔を見る力。しかし、見えるだけで他には何の力もない。そんな飯嶋律と、さまざまな妖魔との出会いが織り成す魅惑的な不思議絵巻。
「夏目友人帳」を大人向けにした感じの漫画です。昔、私の母が読んでいたのがキッカケでハマりました。中学生の頃の自分では、一回読んだだけでは内容が上手く理解できず、何度も何度も読み返してのめり込んでいった作品です。

・もっけ
田舎に暮らす静流(しずる)と瑞生(みずき)の仲良し姉妹は、他者には見えない妖怪を「見ることのできる力」と、「憑依される力」を持っていた。拝み屋の祖父の助力のもとで、もっけ=勿怪や自然と人間との共存を軸として、二人は成長していこうとする、ほのぼのモノノケ物語。
姉妹(瑞生・静流)が助け合う姉妹の美しい物語の作品です。
 ・雨柳堂夢咄
入口に大きな柳の木がある骨董屋「雨柳堂」。そこへ集まるのは、様々な“想い”を持った品々。骨董と人の織りなす愛情と因縁。主人の孫息子・蓮は、それらの“想い”を感じ取る不思議な力を持っていた…。
骨董につく物の怪や、あやかし達のお話。主人公が魅力的で、骨董にまつわる不思議が雰囲気良く描かれています。読み出すと止まらない面白さがある作品。
 
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