- あらすじ
「妖怪が見える」という秘密を抱えた少年・夏目。祖母にあたるレイコから「友人帳」を受け継ぎ、妖怪たちに名前を返す日々を送っている夏目。
師匠の元で学ぶ妖・シロと遭遇し、いきなり審判を依頼された夏目。話を聞くともう一人の弟子・アケと後継者の座をかけ勝負したいという。だがアケはなぜか隠れ回ていて…?
夏目&ニャンコ先生と少女の一日を描く特別編も収録。
癒されあやかし契約奇談!
- おすすめポイント
・優しい気持ちを思い返させてくれる感じ。妖怪のキャラクターもとてもかわいくて癒される!
大妖の弟子二人のすれ違いに夏目が巻き込まれる話「できること」、妖怪研究の大家の遺産に絡めた名取さんと夏目の話「閉ざされた部屋」、そして最後が普通の女の子と神守クラスの妖と普通の女の子が関わってしまった「夢幻のかけら」の3話構成。
連続で龍が出てくるというのは、夏目友人帳としては珍しいような気がしました。
そして、友人帳のことを名取さんに聞かれたあと、夏目に大丈夫だ、聞かなかったことにする と言った名取さんがかっこいいし優しくて素敵だなと感動。
- オススメしたい他作品
・百鬼夜行抄
主人公の飯嶋律(いいじまりつ)は、今は亡き祖父・飯嶋蝸牛(いいじまかぎゅう)から不思議な力を受け継いだ。それは、普通の人間には見えない妖魔を見る力。しかし、見えるだけで他には何の力もない。そんな飯嶋律と、さまざまな妖魔との出会いが織り成す魅惑的な不思議絵巻。
「夏目友人帳」を大人向けにした感じの漫画です。昔、私の母が読んでいたのがキッカケでハマりました。中学生の頃の自分では、一回読んだだけでは内容が上手く理解できず、何度も何度も読み返してのめり込んでいった作品です。
田舎に暮らす静流(しずる)と瑞生(みずき)の仲良し姉妹は、他者には見えない妖怪を「見ることのできる力」と、「憑依される力」を持っていた。拝み屋の祖父の助力のもとで、もっけ=勿怪や自然と人間との共存を軸として、二人は成長していこうとする、ほのぼのモノノケ物語。
姉妹(瑞生・静流)が助け合う姉妹の美しい物語の作品です。
入口に大きな柳の木がある骨董屋「雨柳堂」。そこへ集まるのは、様々な“想い”を持った品々。骨董と人の織りなす愛情と因縁。主人の孫息子・蓮は、それらの“想い”を感じ取る不思議な力を持っていた…。
骨董につく物の怪や、あやかし達のお話。主人公が魅力的で、骨董にまつわる不思議が雰囲気良く描かれています。読み出すと止まらない面白さがある作品。