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夏目友人帳 26巻 あらすじとオススメしたい他作品

著者:緑川 ゆき
  • あらすじ

「妖怪が見える」という秘密を抱えた少年・夏目。祖母にあたるレイコから「友人帳」を受け継ぎ、妖怪たちに名前を返す日々を送っている夏目。

幻の術具を作っていた里・灯邑で、猫型の器を狙うコレクター・伴。夏目は伴に対抗すべく、的場と共に里に封印された術具を取りに向かう。だが既に箱の中は空で……?

一方、基地で猫達を守る名取とニャンコ先生に、陶器の人形が襲いかかって来て!?

癒されあやかし契約奇談!第26巻!!

  • おすすめポイント

・待ち遠しかった後編と、切ない友情の話と、夏目の成長が頼もしい26巻!
今回は切ない巻でした。まず、前半は待ち望んだ前巻の続きで、いきなりバトル場面から。

祓い屋のバトルも凄まじいけれど、どうしてこのようなことになったかという経緯も切ない。

そう、最初から誰も禍々しい凶事を望んではいなかったはずなのに…。

友情も愛情も思うように成り立たず、すれ違ったり、思い違いのままだったり、誤解があったり。

いつの間にか夏目が成長して大人になっていて、周囲を助けるように体を張ったり、気配りしたりと動けるようになっていることに、自分も癒される。

そうか、そんな風に人間関係に傷ついている、そういう部分に寄り添ってもらいたいのだ、誰でも…。と、しみじみ考えさせてくれる話が詰まった巻でした。

夏目友人帳は100話を越え、キャラクターたちの関係性もかなり変化しました。

ずっと気になっていた名取さんと友人帳の件や、的場さんの過去なども少しずつ紐解かれ、連載開始からの月日の流れを感じますが、緑川先生のまだまだ描きたい話がたくさんあるというお言葉に期待して、これからも楽しみにしています。

  • オススメしたい他作品

・百鬼夜行抄

主人公の飯嶋律(いいじまりつ)は、今は亡き祖父・飯嶋蝸牛(いいじまかぎゅう)から不思議な力を受け継いだ。それは、普通の人間には見えない妖魔を見る力。しかし、見えるだけで他には何の力もない。そんな飯嶋律と、さまざまな妖魔との出会いが織り成す魅惑的な不思議絵巻。
「夏目友人帳」を大人向けにした感じの漫画です。昔、私の母が読んでいたのがキッカケでハマりました。中学生の頃の自分では、一回読んだだけでは内容が上手く理解できず、何度も何度も読み返してのめり込んでいった作品です。

・もっけ
田舎に暮らす静流(しずる)と瑞生(みずき)の仲良し姉妹は、他者には見えない妖怪を「見ることのできる力」と、「憑依される力」を持っていた。拝み屋の祖父の助力のもとで、もっけ=勿怪や自然と人間との共存を軸として、二人は成長していこうとする、ほのぼのモノノケ物語。
姉妹(瑞生・静流)が助け合う姉妹の美しい物語の作品です。
 ・雨柳堂夢咄
入口に大きな柳の木がある骨董屋「雨柳堂」。そこへ集まるのは、様々な“想い”を持った品々。骨董と人の織りなす愛情と因縁。主人の孫息子・蓮は、それらの“想い”を感じ取る不思議な力を持っていた…。
骨董につく物の怪や、あやかし達のお話。主人公が魅力的で、骨董にまつわる不思議が雰囲気良く描かれています。読み出すと止まらない面白さがある作品。
 
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