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地獄楽 2巻 あらすじとオススメしたい他作品

著者:賀来 ゆうじ
  • あらすじ

無罪放免になる為、極楽浄土と噂の島に降り立った画眉丸と死刑執行人の佐切。謎ばかりのその島で、不気味な化物や曲者ばかりの死罪人たちが立ち塞がる!! 

果たして、不老不死の仙薬を見つけこの地獄から生きて帰れるのかーー!? 

生死を悟る忍法浪漫活劇、第二巻ーー!!

  • おすすめポイント

・魅力的なキャラが多数!それぞれに信念や考え方があるのである意味全員が主人公のよう。"役目ではなく、自分がどう生きるのか"
不老不死の仙薬があるという極楽浄土とも呼ばれる謎の島。ここに棲む非現実的な生物たちの造形が素晴らしい。よくわからないけどヤバいってことだけは伝わってくるビジュアルがいい!そんな混沌とした現状の中で、死罪人たちは生き残るために全力を尽くしていく。生態系や自生している草花、石像などから島の謎を探る会話もワクワクします。

画眉丸たち以外の死罪人の動きも明らかに。ヌルガイと典坐の関係性がいいよね。自分のせいで村が全滅してしまったことを悔いて死ぬべきかと悩むヌルガイへ「じいちゃんとか村とかじゃなく 君自身が死にたいかどうかを!」って問う典坐が真っ直ぐでカッコいい。

そして、今回の主役は佐切!処刑執行人が生業の家に生まれ、女性であることによる役目と自らが望む生き方との狭間でもがいていた彼女。その葛藤の中で目の当たりにした、自分の役目ではなく妻と生きようと決意した画眉丸の姿。「自分自身の事は案外 自分じゃわからんもんだな 行動してみるまでは皆同じか…」という言葉もよかった。

「自分の生き方くらい自分で決めたい…それはきっと男も女も…或いは立場も関係なく…誰もが持つ人として当然の感情ではないでしょうか」と決意を告げたシーンがいいね。そこから始まる陸郎太との死闘。彼女の戦う姿を見て「男だ女だ強さだ弱さだと二つに分けず 相反するものをそのまま自分と受け入れる まさに“中道”…それがお主の信念なのか」と源嗣が彼女を侍と認めた言葉も素敵だった。激戦の果て、陸郎太にも慈愛をもって接していた場面も印象深い。佐切の強さが存分に味わえた作品。

  • オススメしたい他作品

・ゴールデンカムイ

主人公は日露戦争帰りの元軍人の「不死身の杉元」。彼は一攫千金を夢見て、北海道へ砂金摂りの出稼ぎにやって来ていた。 ある日、彼はひょんなことから埋蔵金の話を聞きつける。元はアイヌのものであった財宝を、「のっぺらぼう」と呼ばれる男が奪いどこかへ隠したというのだ。のっぺらぼうはあえなく捕まってしまうが、決して埋蔵金のありかを喋らず、外部の仲間に向けて密かにメッセージを送りました。その方法はなんと、囚人の体に刺青で暗号を彫り彼らを脱獄させるというもの。

偶然にも刺青の脱獄囚と出会った杉元は、埋蔵金の話が本当であることを確信した。その後、アイヌ人の少女、アシリパに協力してもらうことになり、凸凹コンビが結成。

しかし、他にも埋蔵金を狙う者たちがいた。上層部に隠れて動く陸軍第七師団の鶴見一味や、のっぺらぼうに扇動された脱獄囚たち…。

サバイバル×ギャグ×アイヌグルメの絶妙なバランス、個性的すぎるキャラクター達も魅力的な作品!

・バトル・ロワイアル

<完結済>1クラスが修学旅行に行くことに。その先で政府のプログラムにより孤島に拉致され、殺し合いをさせられることになる。
生き残れるのはの勝者のただ一人のみ。

内容に関しては、名作ですの一言です。生徒一人一人の心情をとても丁寧に描かれています。
登場人物一人一人のエピソードに自分を投影して共感することができる。

極限状態において、少年少女はどういった行動をするだろうか、それを格子骨を立てたしっかりとしたリアリティ有る作品。
※残酷な描写多数

 
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