原作:中村 颯希
キャラクター原案:村 カルキ
- あらすじ
大陸一の覇権を握るルーデン王国の外れにある「この世の地獄」と称される大監獄・「ヴァルツァー監獄」。
しかし、その監獄がたった6人の大罪人によって掌握される。そして、6人のうちの1人の女囚から少女が産まれ、エルマと名付けられる。それからエルマは15年もの間、大罪人6人に監獄の中で大切に育てられる。
国王が崩御すると、エルマは恩赦として監獄から「釈放」させられる。王宮付き侍女となったエルマは、母の言い付けで「普通」の少女を目指し始めるが、本人は気付いていなかった。
自分の常識外れの能力や行動を…。
「もしや……シャバの方というのは、そのくらいのこともできないのですか?(真顔)」
- おすすめポイント
・牢獄で生まれ育った少女エルマがシャバに出てきたら… エルマの「普通」とシャバの普通は全然違っていて、無双っぷりがすごいどころではない!
恩赦によって監獄から出た少女が、縁あって王宮勤めのメイドになる、少女漫画にありそうなストーリーかと思いきや、少女は規格外の能力の持ち主でした……って、何じゃこりゃです。
監獄を制圧した人間達に育てられた、魔王の血を引くらしいエルマが、様々な能力を発揮しつつ、王宮の人達と信頼関係を築いていく様は好感が持てるし、痛快です。
育ての親達の二つ名が七つの大罪を由来としているので、他のキャラも楽しみです。
- オススメしたい他作品
・王室教師ハイネ
ちっさな王室教師ハイネは到着早々王子たちからのひどい歓迎を受けます。
それにも負けず、王子ひとりひとりに真剣に向き合うことで、だんだんと王子たちからの信頼を築いて行きます。
先生と王子たちの素晴らしい可愛さに魅了される作品。
先生の秘密について段々と明かされていくのも、読んでいく上での魅力の一つ。
あらすじ
グランツライヒ王国の国王は王太子である長男に万一のことがあってはと考え、その下の4人の弟に帝王学を教える専属の家庭教師、つまり王室教師を呼ぶことにした。
国中の優秀な教師の中から選ばれたのはハイネであった。しかし4人の王子は一癖も二癖もある人物ばかりで、ハイネの前に王室教師を務めた者たちはすぐに辞めてしまっているという。
果たしてハイネは王室教師を務めあげることができるのか。