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進撃の巨人 4巻 あらすじとオススメしたい他作品

著者:諫山 創
  • あらすじ

巨人がすべてを支配する世界ーー。

ウォール・ローゼの外壁に空いた穴を修復するため「巨人化したエレンが巨大な岩で穴を塞ぐ」という作戦が開始される。

人類の存亡を懸け巨人化したエレンだったが、自我を失い暴走してしまう。エレンはアルミンの必死の問いかけにも反応せず……。

  • おすすめポイント

・冒頭から動かないエレンの為に費やされる命の数々が辛くて辛くて….。リコの「皆…死んだ甲斐があったな…」というセリフが重く響く
能力を制御できず動きを止めてしまったエレン。エレンの援護を任された、精鋭中の精鋭たちが下した結論。

自由への戦い、人類がつかんだ小さな勝利。リコが涙を浮かべながら、兵士たちにかけた言葉は、感動的でもあるかもしれないし、そしてあまりに重く心に響きました。

そしてエレンたちの訓練兵時代の回想が挟まれ、そのシーンが明けたと思ったら……

小さな勝利の後に気づかされるのは、失われたものの数と、自分たちの無力さ。死への恐怖と絶望が再び襲いかかるなか、巨人と戦う可能性のある調査兵団や駐屯兵団でなく、内地での勤務ができる憲兵団を目指していたジャンが気づいたこと。

回想シーンが挟まれるからこそ、彼らの絶望も無力感にうちひしがれる場面も、そしてジャンの決意の場面も本当に映える。

エレンの勇敢さって、どこか危うさというか、無鉄砲さも伴っているように見えるのだけど、この4巻で示される弱い人の勇敢さは、エレンとはまた違った意味で、勇敢な人とは何なのかを、考えさせてくれるものでもあった気がします。

  • オススメしたい他作品

・テラフォーマーズ

<完結済>画風、場面構成、ストーリーはハリウッド特撮系映画そのもの。

話の展開スピードが変則的で、読んでいて飽きない作品。登場人物の心境や表情が事細かに描写され、何回読んでも新しい発見がある漫画です。

・ 寄生獣
<完結済>読んでおいて損はない基本的な漫画。
絵柄が古いとか少しグロい部分はあるが是非読んでもらいたい。
テーマがブレることなくしっかりと丁寧に描かれる物語。物語のあるべき姿なのかもしれない。
全巻読み終わったあとの読後感は最高の一言です。

・GANTZ

<完結済、続編有>主人公がいかにも現代の若者らしくて共感できます。

極限状態になると、人は何するかわからないなと読んでいて痛感する作品。

衝撃的な展開に、常に次がどうなるのかドキドキワクワクする漫画です。

 
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