- あらすじ
幸せを運ぶ珈琲物語。感動の完結巻!
珈琲との出会いによって救われた過去を持つ青山は、そのきっかけとなった亡き恩人「たこじじい」の想いを届ける為に…。青山の過去がついに明らかに!
そして彼の珈琲によって救われた人達のその後の人生とは!?
幸せを運ぶ珈琲物語、感動の最終巻!
- おすすめポイント
・登場人物達はほどよく優しく、ほどよく毒があり、そして「生きてる」感じがします。何度も読みたくなる、胸が熱くなる作品。
主人公の過去も珈琲ショップにやってくる人たちの過去もすごくヘビーで薄暗くってドロっとしていると思う。
結構ダークな物語であるのに、コナリさんはそれぞれの人生を小粋にポップに描写していたので読みやすい。
どんな物語もその渦中にいるときは、視野は狭まり、危うさの中で進んでいるとは思うけど、私はこの漫画を読んだので、次に何かとてつもない苦労や困難に出会ったら「小粋にポップに」と考えることができると思う。
光が差し込む場所をきっと作れると思う。という気持ちにさせてもらいました。
- オススメしたい他作品
珈琲のうんちくも語られますし、いわゆる「飯もの」というジャンルですが実際は職業ものとしても読む事が出来ます。
接客業とは何なのか、プロとは何なのか。そういったものが随所で語られている良作です。
あらすじ
蒼井香樹はローマのバールで働く日本人バリスタ。イタリアを縦断し、カッフェ(コーヒー)の腕と知識を磨いた香樹は、客のどんな注文にも笑顔で応えることが出来ると、現地で高い評価を得ていた。
ある日、香樹はイタリアに700以上あるとも言われるコーヒー豆焙煎所の最大手で、バールチェーンでもあるエリジオ・ソーラ社に呼ばれ、同社が日本にオープンさせた1号店のバリスタにならないかとヘッドハントされる。本場のカッフェを日本に広めるための伝道師として意気揚々と帰国した香樹だったが、1号店で待っていたのは見習いとしての扱いだった。
珈琲のようにほろ苦く、ほんのり甘い青春4コマストーリー!