著者:諫山 創
- あらすじ
「始祖の巨人」の力を掌握したエレンは生まれ育ったパラディ島の平和のため、島外の人類を根絶やしにすることを決意する。そして行進を開始したエレンと巨人の大群。
彼らは救世主なのか悪魔なのか。結論は出ないまま、ミカサやアルミン達は世界を助けるために動き始めた…。
- おすすめポイント
・もはや歴史の一端を見ているような作品。大切な人を守りたいという気持ちが、誰かの大切を奪うという行動に繋がってしまうことが悲しい。
ジャンは世界を救うためにエレンを止めることでパラディ島が危険ない立場になると心配する。もっともだ。この時のハンジの説得が素晴らしい。
自分の弱さをさらけ出し、相手のもつ良心に直に訴えかける。「不甲斐ない理想論」も嘘がつけない人の口からでると心が動くものです。
エルヴィンとやり方は違うけど、ハンジは立派な団長だ。その後の焚き火を囲んでの会話が、凄い。
憎しみを水に流すことはやっぱり難しいと思わされた。
後半の戦闘シーンも胸が痛くなる様で辛かった。そしてラストの俯瞰の構図には絶望しかない。
- オススメしたい他作品
・ 寄生獣
<完結済>読んでおいて損はない基本的な漫画。
絵柄が古いとか少しグロい部分はあるが是非読んでもらいたい。
テーマがブレることなくしっかりと丁寧に描かれる物語。物語のあるべき姿なのかもしれない。
全巻読み終わったあとの読後感は最高の一言です。
全巻読み終わったあとの読後感は最高の一言です。
・GANTZ
<完結済、続編有>主人公がいかにも現代の若者らしくて共感できます。
極限状態になると、人は何するかわからないなと読んでいて痛感する作品。
衝撃的な展開に、常に次がどうなるのかドキドキワクワクする漫画です。