原作:みつちよ丸
- あらすじ
呪いの御守りの主・綾瀬と樋口をいじめ加害者たちから救うため、禁忌を犯した理華と千里。
一方“お父さん”の生き霊と対峙し、神原に“見えた”ものとはーー!?
少しずつ核心に迫る神原の前に、突如思わぬ壁が立ちはだかる。
それでも、新たな“協力者”と共に過去の事件を紐解いていく中で一人の少年の名が浮かび上がり…!?
弱者の悲痛な叫びをかき消す腐敗した社会の闇ーー醜悪なる生者が死者を招く!!
- おすすめポイント
・これまでの登場人物の設定や、物語の根幹に関わる人物が徐々に明かされます。1~2巻の「点」が、3巻で徐々に「線」となっていく感じに鳥肌がたつ!!
樋口王子、デブだけど中身は名前負けしないほどめっちゃイケメン。
ちーちゃんの意外な過去が明かされる。メチャメチャ強いじゃないっすか!これだけ激しくバトルしているのにパントラのパの字も見せなかったのは流石!
そのちーちゃんの活躍で監禁された二人は致命的な傷を抱えずに解放。
その後の二人のエピソードも見たいけど、最終回くらいに再登場してくれないかな?
怪しげな動きをしていた不破先生の目的も明らかになったけど、共闘できるのか?
そして、真犯人が明かされたけど、どうも小物感が。どこで呪いの知識を手に入れたのか?相変わらず続きが気になる。
- オススメしたい他作品
『生者の行進 Revenge』の前編となる作品。
幼い弟を事故で亡くした時、主人公の泪は霊が見えるようになる。
バイト先のコンビニに恐ろしい霊を背負ってやってきた女子高生。
その女子高生が、泪が見かけた後に何者かによって命を奪われてしまう。
そして、女子高生に憑いていた霊が、今度は幼馴染のまどかに憑くようになってしまった!
まどかを守りたい。
泪は、コンビニで会った女子高生の事や、まどかに憑いた霊について調べるようになる。
女子高生の事件を負っている刑事の東雲。
そして、一時しのぎでもいいからと20万円の支払いをして霊を追い出してもらった省吾。
彼らと協力しながら、事件の犯人と憑りつく霊たちに立ち向かっていく物語!
根暗で霊感がある、学生主人公が、刑事が絡むといった王道スタイル。常に読者を惹きつけるものがある作品。
普通の人には見えない異形な存在が見えるようになってしまった「みこ」。彼女は彼らから逃げるでもなく、立ち向かうでもなく…精一杯シカトしつづける事に。
怖いようで怖くない、新感覚ホラーコメディ!
霊がホントにエグい描写なので、主人公の可愛さとの対比が引き立つ。
そして、悲鳴を飲み込める主人公はただ者ではないですね…。
エピソードの中にはホロリとさせられるものもあり、思わず感動してしまいます。