- あらすじ
デスパーの元で成長を遂げたボッジは、国の危機を察知し、帰路を急ぐ。
その頃、ボッス王国ではミランジョにより導かれた冥府の罪人が解き放たれようとしていた…。
はたして、ミランジョの思惑とは!?風雲急を告げる第6巻!
- おすすめポイント
・主人公の、自分の境遇にもめげずにひたむきに、純粋に生きていく姿に不覚にも涙。登場するキャラがそれぞれ魅力的で、今作では性悪な継母感が満載だったが、ヒリングがとっても愛情深かった人だったのが深い漫画だと改めて痛感させられる。
ここで悪人らしい悪人たちの登場。国の最大のピンチであり、ボッジ活躍の舞台は整いつつある。
今回はちょっとバトルマンガ的な巻。
ボッジは故国の危機に間に合うか。王国を襲った冥界からの強者たち。母ヒリングたち、ドーマスたちも駆けつけるが、あまりに強い敵に苦戦。
ヒリングを守る甲冑組の正体がまさかの…。
ミランジョの正体が朧気ながら語られる。
挿し絵から察するに、昔パーティーを組んでいた?
師匠も間に合うのか!呪われた騎士オウケンが気になる。
キャラクター増えても、一人一人にちゃんとエピソードを作っているのは、さすが。
- おすすめしたい他作品
・火の鳥
<完結済>「その生き血を飲めば永遠の命を得ることができると言われている……」。「永遠の命」をテーマに、手塚治虫が生涯にわたって描き続けたライフワーク作品「火の鳥」。
様々な表現にチャレンジしている部分もあり、ストーリーでも演出面でも非常にクオリティが高い。手塚治虫の代表作の名に恥じない完成度。
生に執着する人間たちの様子が描かれており、 人間社会の風刺や史実を活かした造りが面白い作品。
・とつくにの少女
新たな人外×少女の物語、始まるーー。分かたれる世界でも、繋がり合う心。 昔々、遠く遥けき地に二つの国ありてーー。
触れると呪われるという異形の者棲まう『外』と、人間が住まう『内』で分かたれた世界。本来であれば、交わらぬはずのふたりが出会った時、小さな物語が密やかに動き出す。これは朝と夜ーーその深い断絶の宵に佇む、ふたりの御伽話……。
絵本感覚の漫画です。中世のヨーロッパのような雰囲気で、静かな展開と人外もの、ファンタジーとミステリーが合わさった今までにない感じのストーリーです。
少女がすごく可愛い。せんせと少女のこれからの展開に目が離せません。