- あらすじ
第二の試験を終え、三賢者・ベルダルートから語られたキーフリーの過去。
彼が魔法を求めた理由に、自分と母の関係を重ねたココは、一人で「図書の塔」へと向かう。果たしてそこには自分の探す答えがあるのか。
意識を取り戻し後を追うキーフリーと、魔法使いになったことを悩み始めるココ。
そして、親友を案じるオルーギオの中にも一つの疑惑が。
魔物に守られた知識の塔で、今、師弟・友人の絆が問われる。
- おすすめポイント
・「キーフリー先生の闇が深い」自分を助けようとする人にも割と容赦ないキーフリー先生。目的のためならココにも何かしそうで怖い。でもそこがいい!予想していたつばあり帽とキーフリーの関係について少しだけ明かされましたが、思ってたより重い過去だった…。
キーフリー先生の暗い過去が明かされました。つばあり帽への憎悪の深さが知れました。
ココを絶望から救い上げるようなキーフリー先生の言葉の数々に、ホッとしました。弟子への情はあり続けている。そこが希望の光に感じられました。
オルーギオさんのかっこよさが見られてよかったけども、彼の協力も否定して一人でなんとかしようとするキーフリー先生が心配になるなぁ。巻き込みたくないんだろうけど。
ココだけでなく他のみんなもきっと助けになってくれる未来があるはず。
ココが帽子かぶりながら「本当ですよ…」って言ってる表情も闇だなぁ。
先生たちの幼い頃見れたのは嬉しい。
- オススメしたい他作品
・魔法使いの嫁
少女を金で買ったのは、ヒト為らざる魔法使い。羽鳥チセ15歳、身寄りもなく、生きる希望も術も持たぬ彼女を金で買ったのは、そのヒト為らざる魔法使いだった…。英国を舞台にした異類婚姻幻想譚。
読み進めるうちに、ファンタジーの世界が眼前に広がっていくような作品です。
ごく普通の女の子、主人公・紙谷美香はコミケ帰りに、ファンタジー全開の異世界に転生してしまう。元の世界に帰るため、美香は転移魔法を求めて魔導書の即売会「マジックマーケット」を立ち上げるが…。
“生”に挫折し、生きることを手放した男に与えられたものは、新たな人生と不思議で歪な家族だった。
彼は前世を悔い、再び生まれ落ちたこの新たな世界で“生き直す”ことを決意するのだった。これは罰なのか。それとも―。
自分を律し、正しくあろうとする主人公に励まされる。綺麗なタッチで描かれたファンタジー作品。
・魔女先輩日報
<完結済>好きな人と一緒になるやきもきが、可愛く描かれていて良かったです。現代に生きる魔女ものまんが。
あらすじ
仕事の帰り道、魔法であたためた一杯の缶コーヒーから、ぼくと魔女先輩の関係ははじまった。とくに役にたたない魔法と一緒に都会のかたすみで生きる、魔女先輩のものがたり。
・とんがり帽子のキッチン
『とんがり帽子のアトリエ』から、美味しいスピンオフ!
子供たちが寝静まったアトリエ。それは、大人が一瞬だけ自由になれる時間。
昼間は多忙な魔法使い、キーフリーとオルーギオが、魔法を駆使して夜食を作る&食べる!
読んでいるだけで物凄く食べたくなる。でも、実際に作りたくても、材料が現在の物と照らし合わせるのは難しい感じ。
もし作れるとしたら作って食べてみたい。このじれったさも、たまらなく楽しい作品。