- あらすじ
ボッジの加勢に現れたデスパーと隊長をも破ったオウケン。
やがてボッジも力尽き、絶体絶命の大ピンチ…!!
そんなボッジ達のもとに、ついに「彼ら」が集結する!カゲの幼少期を描く単行本描き下ろしエピソードも収録!!
- おすすめポイント
・「罪を憎んで人を憎まず」。ボッチ王子活躍も凄いけど、今回は泣けました。ボッジの一生懸命とそれに触発されるカゲの行動が色んな人の氷を少しずつ溶かしていく。行動で示す小さい王様。
オウケン強すぎる。どうやったら彼を倒せるんだ…。
カゲとボッジの絆に改めて心打たれました。また、ヒリングと四天王の意地にも。
ボッジの周囲には、複雑な気持ちを抱えてはいるが、優しい人ばかりなのが本当に羨ましいし、ボッジのような人脈を作れない自分に腹が立ってくる、そんなちょっぴり自分の嫌なところに気付かされる1冊でした。
ミランジョの過去がまた明らかになりましたが、やっぱり、ダメだことはダメだと思ってしまいます。
自分が幸せになるために人の命を奪う行為は、どんな文化であれ、許されてはいけないと思いました。
改めてミランジョ母娘が可哀想すぎる。オウケンもまた然り。デスパーさんの可愛いさが癒し。
- おすすめしたい他作品
・火の鳥
<完結済>「その生き血を飲めば永遠の命を得ることができると言われている……」。「永遠の命」をテーマに、手塚治虫が生涯にわたって描き続けたライフワーク作品「火の鳥」。
様々な表現にチャレンジしている部分もあり、ストーリーでも演出面でも非常にクオリティが高い。手塚治虫の代表作の名に恥じない完成度。
生に執着する人間たちの様子が描かれており、 人間社会の風刺や史実を活かした造りが面白い作品。
・とつくにの少女
新たな人外×少女の物語、始まるーー。分かたれる世界でも、繋がり合う心。 昔々、遠く遥けき地に二つの国ありてーー。
触れると呪われるという異形の者棲まう『外』と、人間が住まう『内』で分かたれた世界。本来であれば、交わらぬはずのふたりが出会った時、小さな物語が密やかに動き出す。これは朝と夜ーーその深い断絶の宵に佇む、ふたりの御伽話……。
絵本感覚の漫画です。中世のヨーロッパのような雰囲気で、静かな展開と人外もの、ファンタジーとミステリーが合わさった今までにない感じのストーリーです。
少女がすごく可愛い。せんせと少女のこれからの展開に目が離せません。