- あらすじ
恐るべき呪いを秘めつつも、人々を魅了して止まない底知れぬ大穴『アビス』。母・ライザに会うべく少女・リコと機械人形・レグは、この大穴に人生をかけて挑んでいく。
手探りながらも順調に探窟も進めていくリコとレグ。深界ニ層の監視基地〈シーカー・キャンプ〉で伝説の白笛『動かざるオーゼン』から厳しい指導を受けるなどしつつ、二人は徐々に穴に対する理解を深めていくーー。
そして舞台はついに深界三層から深界四層に・・・深くなるにつれ、この世の物とは思えぬほど凶暴になっていくモンスターに襲われて、冒険の大ピンチに陥ったリコとレグ。そんな絶体絶命の状況の中、二人の前に現れたのは…?
友情と悲哀が入り混じる大冒険活劇、第三巻!!
- おすすめポイント
・ここまで読んで決めて欲しい、ストーリーの1つのピーク!奈落に挑み、奈落に挑む者たちに出会い、度し難い経験をして行くリコとレグ。至高のロードムービーに感動しないわけがない。
オーゼンに鍛えられる二人。
「私みたいに優しくないから気をつけるんだね」「それは冗談なのか?」
からの強烈デコピンがクスッと笑える。
火葬砲の弱点「撃った後10分以内に昏倒し2時間目覚めない」が判明。
深界三層〜四層上部でいきなりの強敵にリコ生命の危機に謎のモフモフ・ナナチが登場する。ナナチと不死の同居人ミーティは人間性を喪失した「成れ果て」だった。
上昇負荷とは何なのかその正体が少し明らかにされる。
ボンドルドが二人にした事の非道さと、ミーティを思いやる友情が泣ける。
アビスの呪いの真実。人体実験を彷彿とさせる描写があり、まだ謎が深そう。
- オススメしたい他作品
ちょっとの喜びあり、ちょっとのスリルあり、悲しみがあり、別れがあり、幸せがある。
6巻という短い物語でありながら、最終巻までを通して物事の価値観や人生を振り返るような作品。
あらすじ
文明が崩壊した終末世界。ふたりぼっちになってしまったチトとユーリは、愛車のケッテンクラートに乗って広大な廃墟をあてもなくさまよう。
日々の食事と燃料を求めて移動を続ける、夢も希望もない毎日。だけどそんな「日常」も、ふたり一緒だとどこか楽しそう。一杯のスープを大事に飲んだり、まだ使える機械をいじってみたり……何もない世界だからこそ感じる想いや体験に出会える、ほのぼのディストピア・ストーリー。
何者かによって“球”がこの地上に投げ入れられた。その球体は、情報を収集するために機能し、姿をあらゆるものに変化させられる。
死さえも超越するその謎の存在はある日、少年と出会い、そして別れる。光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ……刺激に満ちたこの世界を彷徨う永遠の旅が始まった。
これは自分を獲得していく物語。