- あらすじ
変わりゆくものと、決して変わらないもの。
青森から京都にやってきて、舞妓さんを目指したものの、挫折し屋形(置屋)のまかないさんとして働くことになったキヨ。一方、一緒に上京してきた同級生・すーちゃんは、師匠から“100年に1度の逸材”と評され、華々しく舞妓「百はな」としてデビューを果たしました。本格的に舞妓として活躍をしはじめたすーちゃん。
彼女と対照的に、青森にいるときと何ら変わらず、おいしいお料理を作り続けるキヨ。
今巻では、すーちゃんの花街でのお姉さん・百子さんが初登場。さて、百子さんお姉さんは、妹の親友・キヨのことをどう思っているのでしょうか…。
華やかな花街の舞台裏、普通の日のごはんを通して、温かな人間模様が描かれるお台所物語第5巻です!
- おすすめポイント
・主役のまかないさんと親友の舞妓ちゃんの対比、バランスがとても良い。とにかく、素朴で優しいお話。癒されます。話を重ねる毎に素敵になっていく。嫌なことがあったり疲れたときに読むと、なんとも癒される作品。
舞妓さんと芸妓さんの違いをあまり意識したことがなかったので、新鮮な驚きだった。
何事も道を極めている人は陰の努力が出来る人で、それを支えている人がいる、というのがよくわかる巻だった。
百子さん姉さん素敵でした!キヨさんを色んな呼び方しているから何かと思ったら名前わかってなかったんだ…。でも魔性のお方?どの世界にも「あの人ががんばってるから私も!」とお互いに高め合っていける瞬間って、些細なことだったりする。
餃子はにんにくが入ってる方がおいしいけど、そうか!お客さん相手の仕事だからお休みの日しか食べられないのか…。話の筋で楽しませる頻度も少し増えてきました。
すーちゃんのお休みの日は、普通の16歳の少女に戻って可愛らしかった。
- おすすめしたい他作品
・衛宮さんちの今日のごはん
・甘々と稲妻
<完結済>育児と料理のハイブリッド漫画。読んでいると、料理がしたくなる作品。
パパの事が大好きで、パパもつむぎちゃんのことが大好きで、男で一つで育てる苦悩に追い込まれたパパが利害の一致でたどり着いた結論にはある種、納得です。
あらすじ
半年前に妻を亡くした高校教師犬塚公平は、男手ひとつで幼稚園に通っている幼い娘つむぎを育てていたが、料理がほとんどできないため、コンビニ弁当での食事や外食ばかりの日々を送っていた。
ある日、つむぎと出かけたお花見で、母にドタキャンされ泣きながらお弁当を食べていた女子高生・飯田小鳥と出会う。彼女との出会いを経て、つむぎにまともな食事を食べさせてやりたいという想いに駆られた公平は、小鳥の母が経営する料理屋「恵」を訪ねる。そこで、小鳥と一緒に炊いた土鍋のご飯をきっかけとして、3人で定期的に料理をするようになり、料理の楽しみに目覚めていく。