- あらすじ
京都の夏、青森の夏…。
ここは京都のど真ん中にある花街。舞妓さんたちが共同生活を営んでいるのは「屋形」とよばれるおうちです。青森からやってきたキヨは舞妓さんを目指していたけれど、今は屋形のまかないさんとして舞妓さんたちの毎日の食事を作っています。
そんな中、本格的に夏が到来。京都では、ひと月ほど続く祇園祭がはじまりました。今日も暑い中、着物やお衣装ですーちゃん達が頑張ります。
一方の、青森では、野球に打ち込む健太が、甲子園を目指し奮闘中…。
今日もお台所から、みんなを応援するキヨちゃんの夏のごはんは…?
- おすすめポイント
・すーちゃんの恋にクローズアップした今回。すーちゃんの揺れ動く気持ちがとてもいとおしくなりました。すーちゃんの深い愛も、健太の静かなプライドも、キヨの紡ぐ静かな日常も、全部尊い。
百子ねえさんのするどさもすごいし、気付いた理由がいつにも増してすごくかわいいからという理由も良い。
そして無言詣りのお願いが好きな人の願いが叶います様にというすーちゃんが何より素敵で涙出た。
健太の怪我、投手として再起不能なのは本当なのか気になる。謎めいているレベルのキヨちゃんからの健太そしてすーちゃんへの信頼感、これが心理学でいう『世界への信頼感』の友達版なのかなと思う。色んなことがあって大変なこともあって、でも芯のところは大丈夫で変わらないという信頼感、みたいな。そしてそれを感じる側もまた安心感を得る。
そう、健太の高校が負けて、健太の怪我を知り動揺するすーちゃんをなぐさめるキヨの言葉にちょっと涙が出た。野球ができなくても「健太はずっと健太」よね。
理子ちゃんとメガネ先輩、ケンカするほど仲がいいんだと思う。それに似た者同士だからケンカするのかも。シンクロするところは面白い。
- おすすめしたい他作品
・衛宮さんちの今日のごはん
・甘々と稲妻
<完結済>育児と料理のハイブリッド漫画。読んでいると、料理がしたくなる作品。
パパの事が大好きで、パパもつむぎちゃんのことが大好きで、男で一つで育てる苦悩に追い込まれたパパが利害の一致でたどり着いた結論にはある種、納得です。
あらすじ
半年前に妻を亡くした高校教師犬塚公平は、男手ひとつで幼稚園に通っている幼い娘つむぎを育てていたが、料理がほとんどできないため、コンビニ弁当での食事や外食ばかりの日々を送っていた。
ある日、つむぎと出かけたお花見で、母にドタキャンされ泣きながらお弁当を食べていた女子高生・飯田小鳥と出会う。彼女との出会いを経て、つむぎにまともな食事を食べさせてやりたいという想いに駆られた公平は、小鳥の母が経営する料理屋「恵」を訪ねる。そこで、小鳥と一緒に炊いた土鍋のご飯をきっかけとして、3人で定期的に料理をするようになり、料理の楽しみに目覚めていく。