漫画:恵 三朗
原作:草水 敏
- あらすじ
岸京一郎(きし・けいいちろう)、職業・病理医。
病理医とは、生検や病理解剖などを行って、病気の原因過程を診断する専門の医師のこと。各診療科の医師は、彼の鑑別をもとに、診断を確定させたり治療の効果をはかる。医師たちの羅針盤となり、人知れず患者を救う岸。
医師たちは彼について、口をそろえてこう言う。「ヤツは強烈な変人だが、極めて優秀だ」とーー。
- おすすめポイント
・患者と直接接しない病理医の話。診断に責任を持つプロフェッショナル。凄くカッコいい。仕事がんばろうと思える作品。
病理医「データは助けてくれない。だって、データを出すのも決めるのも……病理医。
「病理医は患者に感謝される事はない。あるのは責任だけ。誰も診断を助けてくれない」
岸先生の「どうせならキレイに跳んでみせろ」グッとくるね。隅っこにあった「出たぁああ!妖怪カンファ荒らしだぁああ!」にウケた。
細木先生、すきだな。あのストレートな女性すきだな。
岸先生の「成敗!」のニヤリがツボにはまりました。
- おすすめしたい他作品
今一番理解が必要な障害や虐待が主題。発達障害研修医の漫画。絵柄が美しく、ストーリーは監修が入っていて安心できる作品。
発達障害、児童虐待、児童精神科医を主題にしたこの分野には書くことがたくさんあると思います。どんな展開が次に待ち受けているのか非常に楽しみな作品。
あらすじ
この児童精神科医は、発達障害を凸凹と呼ぶ。あなたの凸凹にハマる生き方が必ずある。
日本で発達障害と診断されている人はおよそ48万人。そして、子どもの10人に1人は、何らかの障害を抱えているとされる現代。
人知れず学校や家庭でトラブルを抱え、孤独や苦痛に耐えながら生きる人たちがいる。児童精神科医は、そんな親と子に向き合い続ける。
<完結済>毎年この産院で行われる2000件の出産で、約300件の出産は命の危険と隣り合わせ。
100%安全などあり得ない、それが出産。年間100万人の命が誕生する現場から、産科医・鴻鳥サクラの物語。
体や心が弱っているときに読むと身体が少し軽くなれるような作品。
・最上の命医
<完結済>医療の知識が無くても、読み込んでしまうぐらい面白い作品!
まっすぐなキャラクターに自分も素直に頑張りたくなる話です。
声を出して吹き出してしまう絶妙なやり取りが好きな作品。
隠れ精神病大国と呼ばれる日本は、その名の通り、精神病患者の数自体は、アメリカ等と比べると少ない。その一方で、自殺率は先進国の中でも最悪レベル。悩んでいても“精神科は特別なところ”という思いこみが、人々の足を遠のかせてしまう…。
精神科医・弱井は、そんな日本の現状を変えていき、一人でも多くの“心”を救うべく、こう願う――。「僕はこの国に、もっと精神病患者が増えればいいと思っています」
「周りと自分は違っている気がする」こんな"悩み"を持っている方に読んで欲しい。
あなたが本当に弱ったとき、逃げ場がちゃんとあることを知れる、とても優しい作品です。