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漫画紹介ブログです。「この作品が好きなら、あの作品もおすすめしたい」そんな思いからスタートしています。

竜と勇者と配達人 2巻 あらすじとオススメしたい他作品

著者:グレゴリウス山田
  • あらすじ

レベルアップを果たし、晴れて一人前の配達人となったハーフエルフの吉田。

なのに面倒な仕事が減る気配はなく、法を無視する冒険者や先輩の家に巣食うスライム、盗賊の残党らに手を焼く毎日……。

名もなき仕事人たちの活躍を描くファンタジー物語、秩序と混沌の相克が幕を開ける第2巻!

  • おすすめポイント

・この竜と勇者のファンタジー世界にも、剣と魔法を殺す近代の流れが訪れようとしますが、それを良しとしない抗う者達、通称「組織」が顔をのぞかせ、ストーリー的な流れが出来てきました。唐突に現出する強者による踏み潰す様な死に、鳥肌がたつ展開有!
この巻のポイントは主人公:吉田の「見習い」が取れたことと、終盤、秩序を乱すよからぬ組織が垣間見え始めるところでしょうか。特に続きが気になる終盤の展開でした。

前半、勇者の権利に「民家に侵入しタンスの中身を任意に物色する権利」があって笑いましたが、この設定、終盤のシリアスパートに顔見せする盗賊組織にも関係がありそうで根が深そうです。

合間には前巻同様、中世に関するコラムが付いていて、こちらも楽しめました。

個人的には幹部の眼鏡マニアの司祭とオーク殺しの女騎士団長が気になるところ。

  • オススメしたい他作品
 ・騎士譚は城壁の中に花ひらく

終始あたたかいムードの、中世ヨーロッパ(を模した世界)の城での日常生活を描いた作品。

食べ物について、照明について、薬草について、など所々コラムのようにちょっとした知識の紹介があり、作中舞台の雰囲気が豊かに描かれているのが魅力的。

主人公は騎士見習いだが、城での生活を通して出会う様々な職業、立場のサブキャラクターもまだ第二の主役といえる。彼らが与える小さな気付きが、決して華やかなことばかりではない騎士の修行の手助けに繋がっている。

中世の城を緩やかに流れる時間を楽しめる作品。

あらすじ

寝食、給仕、馬の世話。騎士見習の城暮らし。

誰にも負けない、うんと強い騎士になる!
騎士を目指す貴族の子弟ロサ=スカーラエは、名門と名高い 『錠の城』へとやってきた。立派な騎士となり、故郷の「梯子の城」に戻るため。

地道に、真摯に、少しずつ『錠の城』で様々な出会いや経験を積み重ね叙勲を目指す騎士見習いの成長譚。

"実際にダンジョンがあったら"という現実感が追求され、魔物の生態やダンジョンの構造を詳細に描れた作品。
モンスターの生態を暴いて創意工夫で勝つといった感じな作品。物語の展開と内容が非常に丁寧に作られた作品で、主人公も周りの仲間達もキャラクターが非常に立っている。
オリジナリティがあり、物語の展開テンポがよくて読みやすい作品。
フィンランドのサーミ人男性のもとに嫁いだドイツの女性軍人のほのぼの北欧狩猟ライフ。
狩猟、採取、加工、料理そしてアラサー同士のむず痒い恋愛と、他の作品にはないような要素がたくさんで面白いのでオススメです。
また、画力・知識・キャラクターがマッチした作品のテイストを兼ね備えたとても読みやすい作風なのもポイントです。
・葬送のフリーレン

魔王を倒した勇者一行の“その後”。
魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。

彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは、
残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは、
物語は“冒険の終わり”から始まる。

英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!

とても良く描き込まれており、個性豊かな登場人物によって物語へ惹き込まれます。

 
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