- あらすじ
ツーリングキャンプのリン・綾乃、電車キャンプのなでしこで行く大井川キャンプ編。
多くの吊り橋がかかる大井川に並行して走る鉄道にはSLも走っていて…。
- おすすめポイント
・キャンプに慣れたことで地域の名所や名物を楽しむ余裕ができたキャラクター達。キャンプしないで観光したり、名物料理食べたっていいじゃないか!キャンプシーンでも、なでしこのキャンプ準備や料理場面は寒そうだけれど楽しそうな様子が伝わります。
大井川鐵道のアプト式列車が知頭駅で並んでいる姿は圧巻だったし、機関車との連結シーンや坂を登る姿は良かった。
大井川鐵道は近鉄や南海の古い車両やSLが走っているから、なでしこが今回の旅行を通じて鉄道好きになるのは凄く分かる。
ダムカレーから発想を得たキャンプ飯は美味しそうだった。
綾ちゃんとの別れのシーンは本当に切ないけど、なでしこの優しさに心が温まりつつ、綾リンの友情が深まったことに安心した。
数あるダムや吊り橋など人工物との取り合わせも楽しい雄大な大井川上流部をなでしこ達が縦横に巡り、キャンプする様子は旅がままならない今、とても心に響く。
全編を通じて流れる物語の優しさも、勝手に殺伐の度を増す世相から引き戻してくれる。
今巻のキャンプ内容も皆着実に成長しているがゆえの試みが楽しい。
肉汁オイルランプはびっくりだけど(笑)。相当匂い着くぞ、あれ。
- オススメしたい他作品
・ふたりソロキャンプ
オッサンと若い女性なので、ご都合と言われればその通り!
きちんと大人がソロキャンプをしてる事、危ない事や大変な事を教えてくれている事が素晴らしい作品。
あらすじ
主人公の名前は樹乃倉厳。34歳。趣味はキャンプ。
独りで野営する生粋のソロキャンパー。車はいらない。電車を乗り継ぎ、最後はバスで山に入る。自然を愛してる、火を木を水を土を。
それと同等に孤独な自分の生き方を愛している。…な俺が! ひょんなことから草野雫20歳という小娘に出会い、ふたりでソロキャンプをするはめに!
登山やキャンプ好きの方にオススメ!主人公が美味しそうに食べる表現が凄く上手くて、読んでると作中の料理を食べてみたいと思います!
あらすじ
山ガールではなく、単独登山女子である日比野鮎美が主人公。彼女が登山した先で、あの手この手を尽くしたご飯を食べるという、1話10ページほどの短編漫画です。
鮎美の登山装備は本格的。雨具やヘッドライトといった必須用具のほかに、アウトドア用のバーナーやガス、器に材料、調味料等々を詰め込んだ荷物を背負って山を登ります。