原作:中村 颯希
キャラクター原案:村 カルキ
- あらすじ
監獄育ちのエルマは恩赦として監獄から「釈放」させられる。
王宮付き侍女となったエルマは、母の言いつけ通り「普通」の少女を目指すが、その常識外れな能力や行動は、やがて王宮全体を揺るがすことに。
- おすすめポイント
・ 普通とは一体何か?途中シリアスな陰謀シーンになりかけた様に少しドキドキ、誰かさんのお陰でシリアスとおちゃらけが半々くらいに。
みんなエルマの「普通」に影響されていくのが見ていて楽しい。
シャバの方は普通にオペもできないし、そんな人を魅了するダンスもできないよ?
殿下、それ、1巻で「眼鏡を外したら美人だったとか気丈な女が実は酒に弱かったとか」って言ってたやつ!!
「貪欲」の兄により授けられた手術の腕を披露。後半は親たちではなく、熱血少年誌読み過ぎのディルクからの薫陶よろしくダンス対決。
でもあの場で髪を下ろすだけでなく動きやすくしたのは、かなりはしたない行為なのではないだろうか?その辺りはエルマの美に誤魔化されたということか。
第一王子がただのボンクラではなさそうだということが示唆されてきた第2巻。
このまま楽しく進んで欲しい。
- オススメしたい他作品
・王室教師ハイネ
ちっさな王室教師ハイネは到着早々王子たちからのひどい歓迎を受けます。
それにも負けず、王子ひとりひとりに真剣に向き合うことで、だんだんと王子たちからの信頼を築いて行きます。
先生と王子たちの素晴らしい可愛さに魅了される作品。
先生の秘密について段々と明かされていくのも、読んでいく上での魅力の一つ。
あらすじ
グランツライヒ王国の国王は王太子である長男に万一のことがあってはと考え、その下の4人の弟に帝王学を教える専属の家庭教師、つまり王室教師を呼ぶことにした。
国中の優秀な教師の中から選ばれたのはハイネであった。しかし4人の王子は一癖も二癖もある人物ばかりで、ハイネの前に王室教師を務めた者たちはすぐに辞めてしまっているという。
果たしてハイネは王室教師を務めあげることができるのか。