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乙嫁語り 7巻 あらすじとオススメしたい他作品

著者:森 薫

  • あらすじ

旅を続ける英国人スミスと案内人アリ。

アラル海にある双子の村から山を越えて南下し、たどり着いた場所はペルシア。

逗留先の主人から歓迎を受けるふたりであったが、そのウラでは第4の乙嫁アニスが、誰にも打ち明けられない悩みを抱えていた……! 

姉妹妻と呼ばれるこの地域の習慣を題材に、いま描き出される真の友情の物語。

  • おすすめポイント

・これまでの乙嫁語りとはちょっと異質な巻。新しい乙嫁であるアニスのお話。ふわふわとしたおとぎ話のようで、とても面白く読めました。何もかも満ち足りているであろう生活と幸福も、比較するものや違いがわからなければ実感できないものです。
スミスとアリはペルシアに移動、友人の計らいである富豪の家に滞在。

客人を持て成すことが名誉な事という考えはヒストリカルの世界にはよくある感じ?

息子も産み贅沢で何不自由のない生活、夫にも愛され第二夫人もいないのに何か満たされないアニス。

女性は人前には出ないイスラム文化のなか、サウナ的なお風呂屋さんが女性の愉しみというのもなるほどなと思う。

その中で女同士の親友を見つけ契りを交わす姉妹妻の風習。

女性の行動に規範の厳しい世界では子供を成さない姉妹妻はOKなのかな?

百合の花のような芳香にクラクラする異文化のお話でした。

舞台はスミスさんの滞在地へ。

前巻が戦闘シーンだらけだったのに対し、この巻はお風呂のシーンが大半です。

さっぱりして良いなと思ったら、後書きにもそうあって笑いました。

ここでは、姉妹妻のお話。土地によって色んな風習があるものですね。

裕福なお宅の唯一の奥様であるアニスさんですが、この生活は寂しいと思います。

家の奥に1人大事に仕舞われている感じかなぁ。

公共のお風呂屋さんに行って、シーリーンと出逢えて良かったですね。

大事に仕舞われて過ごすのも、大好きな親友と一緒なら楽しいかも。

  • おすすめしたい他作品
フィンランドのサーミ人男性のもとに嫁いだドイツの女性軍人のほのぼの北欧狩猟ライフ。
狩猟、採取、加工、料理そしてアラサー同士のむず痒い恋愛と、他の作品にはないような要素がたくさんで面白いのでオススメです。
また、画力・知識・キャラクターがマッチした作品のテイストを兼ね備えたとても読みやすい作風なのもポイントです。
あらすじ

極寒の地を治める伯爵リツハルド。男前の元女性軍人ジークリンデ。彼女の鋭い眼差しに心奪われたリツハルドは、思わず告げる。

「あっあの、自分と結婚してください!!」

一目惚れからはじまる、一年間のお試し婚。ソリを駆ってトナカイを狩り、解体&仕分け&熟成。ベリーを摘み、保存食や蝋燭、伝統工芸品を作る合間に、凍結湖で魚釣り。熟成肉の香草焼きに、トロけるチーズとパリパリソーセージ、木の実いっぱいのパンとほかほかサーモンシチュー。

自給自足の狩猟民族的スローライフを通して、奥手な2人は無事、正式な夫婦になれるのか!?

・テンジュの国
<完結済>心優しい少年と不思議な花嫁が織りなす、チベットの日常が満載の、ほのぼの物語。
あらすじ
十八世紀、チベット。山間のとある村に住む13歳の医者見習いの少年、カン・シバ。ある日、帰宅すると、家には嫁ぎ先に向かう花嫁とその一行が滞在していた。
花嫁の名前は、モシ・ラティ。彼女は、異国からはるばるやってきたカン・シバの花嫁だった…!
 
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