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乙嫁語り 11巻 あらすじとオススメしたい他作品

著者:森 薫

  • あらすじ

中央アジアを舞台に、さまざまな結婚物語を描き連ねていく『乙嫁語り』。

英国人の旅行者スミスは、旅の目的地アンカラでタラスと再会したあと、ふたたび旅を始めることに。

それは、もう一度アミルとカルルクの住む地域へ戻る旅……。

新たに手に入れたアイテム「写真機」とともに、スミスとタラスと、案内人アリの旅路が始まる!

  • おすすめポイント

・まるでスミスとタラスの旅に同行しているよう。滴らんばかりの旅情。圧倒的な臨場感は、VRゴーグルを覗き込んでいるような錯覚まで抱いてしまった充実の一冊。
前巻末で再会したスミスさんとタラスさんでしたが、タラスさんがそこへ至るまでの経緯が語られました。

いやぁ、前巻でも思いましたが…名も出て来ないタラスさんの(仮)夫さんが優し過ぎる。

彼と一緒に居た方が穏やかに暮らせそうな気もしますが(スミスさんと一緒だと波瀾万丈そうだし)、タラスさんはこれで幸せそうなので良いのでしょう。

以前スミスさんがタラスさんに渡し損なって捨てた時計の行方も語られ、その価値の爆上がりする様子に笑ってしまいました(時計と再会?した時のスミスさんのビックリした顔が面白かったです)。

現地の写真を残すために、再びもと来た道を辿ることにするスミス。

写真機の使い方や現像の仕方を練習したりして、準備を進める。

アリとタラス、ニコロフスキも途中まで同行を買って出る。

道中の街でブランコをするタラスさん、思いの外楽しそうで、弾けるような笑顔を見せる。

今まで薄幸そうな表情で奥ゆかしい態度しか見せなかったけど、元々はこんな明るい一面もあったんだろうな。

今後はタラスさんも心から楽しめる事が増えるのだろうか。

  • おすすめしたい他作品
フィンランドのサーミ人男性のもとに嫁いだドイツの女性軍人のほのぼの北欧狩猟ライフ。
狩猟、採取、加工、料理そしてアラサー同士のむず痒い恋愛と、他の作品にはないような要素がたくさんで面白いのでオススメです。
また、画力・知識・キャラクターがマッチした作品のテイストを兼ね備えたとても読みやすい作風なのもポイントです。
あらすじ

極寒の地を治める伯爵リツハルド。男前の元女性軍人ジークリンデ。彼女の鋭い眼差しに心奪われたリツハルドは、思わず告げる。

「あっあの、自分と結婚してください!!」

一目惚れからはじまる、一年間のお試し婚。ソリを駆ってトナカイを狩り、解体&仕分け&熟成。ベリーを摘み、保存食や蝋燭、伝統工芸品を作る合間に、凍結湖で魚釣り。熟成肉の香草焼きに、トロけるチーズとパリパリソーセージ、木の実いっぱいのパンとほかほかサーモンシチュー。

自給自足の狩猟民族的スローライフを通して、奥手な2人は無事、正式な夫婦になれるのか!?

・テンジュの国
<完結済>心優しい少年と不思議な花嫁が織りなす、チベットの日常が満載の、ほのぼの物語。
あらすじ
十八世紀、チベット。山間のとある村に住む13歳の医者見習いの少年、カン・シバ。ある日、帰宅すると、家には嫁ぎ先に向かう花嫁とその一行が滞在していた。
花嫁の名前は、モシ・ラティ。彼女は、異国からはるばるやってきたカン・シバの花嫁だった…!
 
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