原作:支援BIS
- あらすじ
珍しい物を見て美味しい物を食べる。
自由気ままな旅をする老騎士バルド・ローエンだったが、大河の畔リンツで思わぬ再会をする。
アイドラ姫の子ジュールランが、母の訃報を伝えに来ていたのだ。
だが託された遺書を宿敵カルドス・コエンデラの刺客に奪われてしまう。
アイドラ姫が残した「印形」と「二重の渦巻き」の秘密とは!?
亡き姫の遺志を感じたバルドは、二つの謎を追うことで辺境を揺るがす陰謀に巻き込まれていく!!
- おすすめポイント
・老いに真摯に向き合う、地に足の着いたシナリオが素晴らしい。時の流れ、間に合わなかった手紙などいろいろ考えると泣けてくる。その一方で話は進み、何やら大騒動に発展しそうな予感。
老騎士バルドは高熱を出した司祭を助け、もてなされた夜に盗賊の少年と出会う。
この司祭一行が後にアイドラ姫と息子ジュールランの運命に関わる伏線。
司祭と別れてリンツの街で“赤鴉”と再会しバルドが主人となるが本人の自由にさせた 。
その街でジュールからアイドラの死を伝えられたバルド…切ない!
リンツ伯達を亡き者にしようとしたアホ供がバルドに返り討ち!じじいカッコいい!
昔の侍従からアイドラ姫の秘密を知り、ジュールとテルシア国の未来の為に動く。印形はバルドが持っていたが、やっぱり彼が密偵だったか…
中年の描き分けがすごい!
異世界風景もすごく描き込まれていて雰囲気たっぷり。
物語世界に運んでくれる。チートキャラのジュルチャガ登場。
バルドとジュルチャガのやりとりが楽しい。
大切な姫様がお亡くなりになりバルドの悲しそうな姿にはなんともいたたまれない気持ちになりましたが。
老いても騎士としての力強さが損なわれていないところが良いです。
翌日身体の節々痛くてどうにもならないってところが味があっていい。
気になるところで以下次巻。
- おすすめしたい他作品
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