2022-01-10から1日間の記事一覧
つよしが見せた涙は、愛之助が「つよしの腕っぷしの強さ」に対してではなく「つよしの本心」を尊重してくれた姿勢に対するもののはず。この作品は「最強」である主人公を巡る周りの人間たちの駆け引きのお話なんでしょう。
病気で弱っているかぐや様、会長に「嫌い」と言わせて自分で傷つくかぐや様、家族愛に飢えているかぐや様、など見所ポイント多数です。ちなみに圭ちゃん可愛い。あと藤原書記が会長に歌を教える回もこの巻です。表情の描き方が毎度秀逸でおすすめです。
淡々としたモノローグがここまで楽しめるとは。作画もとてもマッチしており、かつ丁寧に描かれていると思います。このあっさりさは新鮮味すらあります。むしろ、具体的に描写されてしまうと作品の雰囲気が破綻してしまいそうです。