- あらすじ
「ぼっちちゃん」こと後藤ひとりは かつては孤独なギタリストであったが、伊地知虹夏率いる「結束バンド」に加入してからというもの、ライブやバイト、楽器店めぐりなど、陰キャなりに充実したバンド生活を送っていた。
そんな中、学園祭ステージ出演というぼっち人生最大の試練が訪れる!
いま最高にアツい音楽マンガ、激動の第2巻!!
- おすすめポイント
・最高にロックでかっこいい!個人的に大好きなのがコミュ障でありながら時折り見せるぼっちちゃんのカッコ良さ。これだけロックでカッコ良い女の子が主人公のギャグ漫画はなかなか無いと思います。
文化祭でのライブがクライマックスかと思ったらそこから先大きい出来事が起こるのが良かった。
きらら系列だと言うのに高校退学を考えたり動画投稿の収益で稼いでいた20万をあっという間に無駄遣いしたりと破滅的な要素が出るのが面白い。
承認欲求モンスターと20万を溶かすところがツボに入った部分。
ラストシーンで新たな目標が出来て彼女たちは本当の意味での「結束バンド」になれるのかが気になる。
そこでのぼっちの顔がこれまでにない良い顔をしていたので次巻への期待が高まる。
業界の厳しさを時折覗かせながら、ぼっちちゃんが承認欲求で大金を溶かすくだりは、ある意味中和と言え⋯⋯いや流石に(笑)。
笑えると引くの境界線ギリギリを突くようなギャグの中、今回の山場は文化祭ライブ。やはり普段の4コマからの大ゴマが熱い──演奏経験は浅いがチームプレイに長ける、ぼっちちゃんとは正反対の喜多さんと、ぼっちちゃんとの連携が熱い。
そして明かされるヒーローの正体。
ぼっちちゃんが一歩を踏み出した前巻から、チームでのレベルアップが課される展開へ。
これからも変わりながらも変わらないぼっちちゃんでいて欲しい。
- オススメしたい他作品
・けいおん!
<完結済、続編有>ほのぼの。意外とトントン拍子に話が進み、あまり壁を感じるシーンがない。王道きららという感じは確かにある。
意外と金や世間にシビアな描写もあって切れ味の鋭い作品だった。羨ましい位こんな日常を過ごしてみたいと思う日常ものの決定版。
・きんいろモザイク
<完結済、続編有>ホストファミリー先で仲良くなった女の子が日本へやってきて高校生活を過ごすお話なんですが、とにかく平和です。
可愛らしい女の子たちの学校での日常だったり友情を育んでゆく様子だったり、異文化交流的なやりとりや海外と日本のギャップ的なお話もあったりとほのぼのと癒されるストーリーが多いです。
実家から離れて、木組みの町の喫茶店にホームステイすることになった「ココア」が今作のストーリーテラーです。
とにかく明るく積極的な性格でまわりを巻き込みながら、みんなと仲良くなっていく雰囲気がとても癒やされます。