漫画:東條 チカ
原作:カルロ・ゼン
キャラクター原案:篠月しのぶ
- あらすじ
超合理主義エリートサラリーマンが転生したのは、なぜか幼女だった!?
魔法と小銃の入り乱れる異世界で、軍での出世&安全な後方勤務を目指すが、なぜかエースとして祭り上げられ……?
- おすすめポイント
・サイコパス系サラリーマンが魔法の使える世界に女の子として転生し、帝国の軍人として仕え、空飛ぶ飛行魔道士として敵国を蹂躙していく!ハイクオリティコミカライズ作品!
主人公は超合理主義の人事担当サラリーマン。
リストラ勧告をした駄目社員に逆恨みされ、帰宅途中、駅のプラットフォームから突き落とされてその人生を終えた。
ところが死の瞬間、神が現れ、「最近の人間は理非を知らぬ」と彼に向って現代人の信心の無さを嘆く。
それに対して合理的現代人としての回答を返した処、神の怒りを買い、「それなら非科学的な世界で女に生まれ、戦争を知り、追い詰めれるがいい」と宣言され、無理やり飛ばされる。
気が付くとそこはWW1直後の欧州に似た世界だった。
ターニャが述懐する歴史上の出来事の注釈もすぐにあり、理解が進む。
ターニャと周囲の思惑の乖離も先の凄惨さを思わされて面白い。
見開きを豪勢に使った主人公ターニャの顔芸と、ターニャと周囲の考えのズレがとにかく面白い。
気づけば最前線にいるターニャの「どうしてこうなったーーー!!」の叫びはお約束。
- オススメしたい他作品
同じく「カルロ・ゼン」先生が原作の作品。
戦争が終わったばかりの国を舞台に、塹壕戦を経験したヨランダ少佐を主人公とする物語。
非常に解りやすいキャラクター達によって表現し、また自身の解説までユーモアのあるエンターテイメント作品。
戦争が終わったばかりの国を舞台に、塹壕戦を経験したヨランダ少佐を主人公とする物語。
あらすじ
チュファルテク合同共和国ーー。
戦争が終わった国家を舞台に、内なる暗闘が始まる。
”愛国者”の敵は、いつだって”愛国者”だ。
『幼女戦記』のカルロ・ゼン最新作!!
これは、血と鉄で刻む戦後を抱きしめる物語ーー。
・軍靴のバルツァー
騎士道的な戦争と近代戦が入れ替わろうとしている時代の、架空のヨーロッパ国家。この時代と舞台背景は現実の歴史で、国は架空というのが、ありそうでなさそうな設定でいい。歴史を無視した架空の兵器とかは使えず、しかし、史実にない戦争やエピソードは自由自在に作れるという世界観の中で、この先どのように話を展開させるかが見所。
ファンタジー嫌いで戦争物好きな人には特におすすめです。
あらすじ
・憂国のモリアーティ
生粋のシャーロキアンならホームズと同じくらいモリアーティ教授が好きという人も多いはず!そんなモリアーティ側の視点から描かれた本作はとても新鮮です。何よりモリアーティ教授はとても人間味あふれる人物、どちらかというと犯罪界のナポレオンと呼ばれ、冷血な人間と思われがちですが彼の犯罪には守るべきものへの想いと信念が宿っている。
もちろん良いことではないけどこの作品はダークファンタジーにも似た悪役視点からの正しさが非常に興味深く描かれています。
あらすじ
時は19世紀末、大英帝国最盛期のロンドン──。
この国に根付く階級制度に辟易するモリアーティ伯爵家家長子・アルバート。孤児院から引き取ったある兄弟との出会いによって、世界を浄化するための壮大な計画が動き出す。
名探偵シャーロック・ホームズの宿敵、モリアーティ教授の語られざる物語の幕が開く──!!
・銀河英雄伝説
藤崎竜による田中芳樹原作スペースオペラ『銀河英雄伝説』のコミック。
原作の本伝と外伝の内容を両方踏まえて描いている作品。
あらすじ
遠く、遠く、遥かなる未来ーー“常勝の天才”と“不敗の魔術師”と称される二人の英雄、ラインハルト・フォン・ミューゼルとヤン・ウェンリーがこの世に生を受ける。
時代の波濤に煌めく二つの灯火が銀河を翔け、人類の命運を動かすーー。
悠久の戦乱に終止符を打つべく現れた、二つの巨星の運命を描くSF英雄譚!!