著者:麻生海
- あらすじ
独身の希夏帆と中学2年生の冬真、5歳の春陽、そして希夏帆の恋人・愁人が一緒に暮らしてから初めて迎える年末年始。
とまどいながらもお互いの距離を縮めていく生活は家族のカタチをつくりつつあった。
しかし、春陽の描いた絵を見た希夏帆は……。
- おすすめポイント
・親にはなれなくても、一緒に力を合わせて暮らしていくことはできる!家族のありかたを教えてくれる作品。
ハルたちの為に両親が居ない事を寂しくないように振る舞うキナちゃんカップル。ハルが風邪を引いた時に弱って母親が恋しくなる場面はこっちまでウルウルしちゃうな。
写真を現像して枕元に置いてあげるキナ。それだけでも違うよね。
ハルと同じ幼稚園のリナちゃん。母親が育児放棄気味?公園で草を食べてる?お風呂入れてない。かなり深刻そうだな。キナちゃんはどういう対応するのか…気になるところ!
人それぞれの生活や環境、思いがあるんだなぁと考えながら読んでました。
- オススメしたい他作品
・flat
<完結済>子供に興味のなさそうな淡々とした高校生、しかも男の子がこれまた子供らしくない大人しい子供に懐かれるという、不思議かつあり得そうな組み合わせです。
優しかったりあったかかったりというお話ですが、ほんのりとせつなさもあるように感じました。
あらすじ
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・銀のスプーン
<完結済>単なる不幸ストーリーではなく、嫌味なキャラクターは出ない、それでもキャラクターはみんな立っていて、そしてほっとする。こんな物語めったにない、家族の絆と料理で心温まるおいしくて優しい物語です。
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