- あらすじ
たとえば里芋を食べる時、それが自分と同じ大きさだとしたら?
たとえばニンジンを切る時、剣のような包丁を振りかぶるとしたら?
身長9センチメートルのハクメイとミコチ、ふたりの生きる世界では「大きい」と「小さい」の基準が私たちの世界とまったく違うのです……!
育てた野菜がまるまると大きくなってしまう「カボチャとやぐら」、タヌキやアナグマたちと食卓を囲む「大きな集会」、鳥に運ばれて空を飛ぶ「臆病者とズキンガラス」など、最新9巻は「小さなひと」が「大きなもの」を味わうエピソードが楽しめる!
さらにふたりの出会いを描いた一篇「出会いと草刈り」も収録。
ミコチがまだひとりで暮らしていた頃に突然訪れた“その日”の思い出が、ついに語られます。
- おすすめポイント
・読む癒し!『尊い』という言葉を意識したことは、初めてかもしれない。わりと乱発されてる言葉で、自分は好きではなかったのだけれど、初めてその心境に至った。あぁ、これが『尊い』か。
やっとハクメイとミコチの出逢い編が読めて大満足。
ちょうど前巻読んだ時に、出逢いってどんなだっけ?って既刊読み直して、まだ明かされてなかったって気付いてがっかりしてたんだよね。
どういう経緯で二人が一緒に暮らしだしたのかが楽しめました!
第1印象悪い方がその後グッとくるよね♪
あとは司書さんの1日本に没頭して過ごしたい気持ち分かる!!
だったり、ミコチのお料理お手伝い十分すごいよ!
だったり、鳥使いのいいお話だったり、没パーティーでミコチ裁縫すごいね!
だったり。今回もいいお話揃いです!
一話に凝縮された物語の濃密さ、徹底的に世界観を追求した描き込みとキャラクターの魅力...全てが素晴らしい。
出会ったばかりのミコチとハクメイの初々しさと探り探りだけどお互い事を思って行動しようとしている姿がとにかく優しさに溢れている。
現場の職人達の胃袋をがっちり掴んでいるハクヨさんさすが。
やはり石貫會が出てくる話は面白いですね。
次でとうとう10巻ですが、面白さは衰え知らず。期待しています。
- おすすめしたい他作品
インパクトは無いけど、面白い切り口。絵もストーリーもちょうど良い湯加減!
冒険者であれば美味い飯も食べたくなるだろうし、温かい湯にも浸かりたくなる。
ストーリーも、ファンタジー感も、お風呂ならではのドキドキも、ちょうど良い。エロかわカッコいい作品です。
今後の展開は勿論、主人公のユフが他者に与える癒やしと引き替えに何を抱えたのか今後描かれていくのかが楽しみな作品。
あらすじ
冒険には心強い仲間や強い武器も必要だが、傷ついた時の癒やしも重要である。
浸かればあらゆる疲れや汚れを洗い流してくれるという幻の移動温泉「エルフ湯」。
たった一人で温泉を率いる番頭・ユフは、懸命に冒険者の「癒やし」のために風呂を入れてくれるという……。
異世界を舞台に繰り広げられる、まったく新しい冒険物語!
・ニコラのおゆるり魔界紀行
かわいい・ほのぼの・ドタバタ。
メインの二人も魅力的ですが、道中で出会うさまざまな種族のキャラクターも良い味が出ています。私は特にポペ族がかわいくて大好きです。
ファンタジーとしての構成もしっかりしており先が楽しみです。博愛や多様性への祝福が感じられる作品であり、子どもが読んだら、考えたり気づかされることも多いのではないかと思います。
あらすじ
人間界から魔界に迷い込んだ少女・ニコラ。通りがかった悪魔族の旅商人・サイモンに拾われ、旅に同行することに。食べ物は合わない、人間だとバレたら追いかけられる。
向こう見ずで食いしん坊なニコラには、魔界の旅は困難でいっぱい!
暖かみのあるタッチで少女・魔物・魔界を描く宮永麻也、これがデビュー作!
異世界に召喚されたヒロインの瑠璃。 召喚された先では、幼馴染のあさひが巫女姫さまに、 一緒に召喚されてきた元同級生から邪魔者扱いの瑠璃は一人森に放り出されてしまう。
可愛い絵とキャラクター、元気な主人公に癒しと元気を貰える作品。
癒されたいとき、疲れた時に、別世界へ浸らせて癒してくれる、そんな漫画です。