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夏目友人帳 10巻 あらすじとオススメしたい他作品

著者:緑川 ゆき
  • あらすじ

「妖怪が見える」という秘密を抱えた少年・夏目。祖母にあたるレイコから「友人帳」を受け継ぎ、妖怪たちに名前を返す日々を送っている夏目。

ある日突然現れた昔の同級生・柴田に強引に連れられ女子高生・村崎と出会う。後日胸騒ぎを覚えた夏目が駆けつけた先で目にした彼女の正体とは…!?

癒されあやかし契約奇談!

  • おすすめポイント

・夏目の友人観が垣間見え、名取との関係に変化が生じる物語。夏目の成長を感じる今作。
今作を読んで思ったのが夏目の「成長」でした

以前から、夏目の意外性(あやかしに対して意外と暴力的なところ)には、驚く部分もありました。

そして、今作では自身すら覚えてもいない旧友との再会と対峙するときに言い放った台詞
「俺の事は信じなくていい!」
それでもあやかしのことを訴える姿。

自らの力を隠し続けてきた昔の夏目なら、きっとこんな事は言わなかったんだろうなと。

そして月分祭での、仲間の支えはありつつ勝負をやり遂げようと奮闘する姿。
面を剥ぎ足られた時の夏目の強い眼光がとても印象的でした。

夏目が一回り大きく、そして強くなったと感じられる今作。

  • オススメしたい他作品

・百鬼夜行抄

主人公の飯嶋律(いいじまりつ)は、今は亡き祖父・飯嶋蝸牛(いいじまかぎゅう)から不思議な力を受け継いだ。それは、普通の人間には見えない妖魔を見る力。しかし、見えるだけで他には何の力もない。そんな飯嶋律と、さまざまな妖魔との出会いが織り成す魅惑的な不思議絵巻。
「夏目友人帳」を大人向けにした感じの漫画です。昔、私の母が読んでいたのがキッカケでハマりました。中学生の頃の自分では、一回読んだだけでは内容が上手く理解できず、何度も何度も読み返してのめり込んでいった作品です。

・もっけ
田舎に暮らす静流(しずる)と瑞生(みずき)の仲良し姉妹は、他者には見えない妖怪を「見ることのできる力」と、「憑依される力」を持っていた。拝み屋の祖父の助力のもとで、もっけ=勿怪や自然と人間との共存を軸として、二人は成長していこうとする、ほのぼのモノノケ物語。
姉妹(瑞生・静流)が助け合う姉妹の美しい物語の作品です。
 ・雨柳堂夢咄
入口に大きな柳の木がある骨董屋「雨柳堂」。そこへ集まるのは、様々な“想い”を持った品々。骨董と人の織りなす愛情と因縁。主人の孫息子・蓮は、それらの“想い”を感じ取る不思議な力を持っていた…。
骨董につく物の怪や、あやかし達のお話。主人公が魅力的で、骨董にまつわる不思議が雰囲気良く描かれています。読み出すと止まらない面白さがある作品。
 
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