原作:みつちよ丸
- あらすじ
凄惨な復讐の連鎖を止めるべく、“呪いの御守り”の現在の持ち主を探す神原と理華。
そこへ、かつて理華が目撃した“黒いモヤ”の霊が再び姿を現し…!?
深まる謎を解く手がかりを得るため、神原は“あの男”の元へと向かうーー。
新たないじめの被害者が、その怨嗟を募らせていく一方、神原の周囲にも不穏な影が…!?
いじめへの怒りと憎悪は生者と死者を禁忌の鎖で繋いで行くーー!!
- おすすめポイント
・理華が目撃した黒いもやの正体とは…。千里ちゃん登場!可愛い。あの人の力を借り、お守りを持っていそうな人を探る事に。神原の方は怪しい教師たち…。
前作主人公の泪とまどかが登場。9年経っても男性恐怖症が治ってないなんて事件の爪痕は大きい。
泪もよく我慢してる。泪の義父さん、良い人じゃん。
理華、君のセンスは父親譲りだ。普段は優しげな浮遊霊千里だけど、怒らせると怖い。
頑張ってる七海ちゃんへのご褒美にほっこり。成瀬先生、派手な外見で誤解していたけど逞しく生きてほしい。
佐倉、こんな状態で長期間、監禁されてるなんて大丈夫か?
王子君、名前負けしてない。輝いてる!今後の展開にも期待。
- オススメしたい他作品
『生者の行進 Revenge』の前編となる作品。
幼い弟を事故で亡くした時、主人公の泪は霊が見えるようになる。
バイト先のコンビニに恐ろしい霊を背負ってやってきた女子高生。
その女子高生が、泪が見かけた後に何者かによって命を奪われてしまう。
そして、女子高生に憑いていた霊が、今度は幼馴染のまどかに憑くようになってしまった!
まどかを守りたい。
泪は、コンビニで会った女子高生の事や、まどかに憑いた霊について調べるようになる。
女子高生の事件を負っている刑事の東雲。
そして、一時しのぎでもいいからと20万円の支払いをして霊を追い出してもらった省吾。
彼らと協力しながら、事件の犯人と憑りつく霊たちに立ち向かっていく物語!
根暗で霊感がある、学生主人公が、刑事が絡むといった王道スタイル。常に読者を惹きつけるものがある作品。
普通の人には見えない異形な存在が見えるようになってしまった「みこ」。彼女は彼らから逃げるでもなく、立ち向かうでもなく…精一杯シカトしつづける事に。
怖いようで怖くない、新感覚ホラーコメディ!
霊がホントにエグい描写なので、主人公の可愛さとの対比が引き立つ。
そして、悲鳴を飲み込める主人公はただ者ではないですね…。
エピソードの中にはホロリとさせられるものもあり、思わず感動してしまいます。