原作:みつちよ丸
- あらすじ
“呪いの御守り”を使ったさとしへの復讐に固執するありさ。
そこには、まりえの自殺に関わるありさの犯した“罪”があった。
一連の事件に対するさとしの関与を確信する神原。
佐倉の居場所を突き止めるべく、さとしの家を訪ねる計画を進める神原たちだったが、相良が予想外の行動を見せ…!?
不気味に繋がる点と点はやがて血塗られた線となり復讐劇の深奥を描き出すーー。
- おすすめポイント
・各キャラの周辺が一気に動き出し、ついにクライマックスへ!画力もどんどんあがっていて次巻もとても楽しみ!
不破とその妹が仲間になった! いや前巻からだけど。
ありさの性格、虐められる方向に向けてきたというのが痛々しいと同時に、自業自得部分もあって、でも目的のためというのもわかって、でもそれで攻撃された同級生たちにとっては理不尽極まりなくて、少しもやもや。
苛めた同級生たちも悪いけど、これはまさしく虐められるほうに理由があるというやつじゃん(基本この理屈は大嫌いなんだけど)。
リカとうまく友人関係作り直して、やり直せれば良いなと思う。
- オススメしたい他作品
『生者の行進 Revenge』の前編となる作品。
幼い弟を事故で亡くした時、主人公の泪は霊が見えるようになる。
バイト先のコンビニに恐ろしい霊を背負ってやってきた女子高生。
その女子高生が、泪が見かけた後に何者かによって命を奪われてしまう。
そして、女子高生に憑いていた霊が、今度は幼馴染のまどかに憑くようになってしまった!
まどかを守りたい。
泪は、コンビニで会った女子高生の事や、まどかに憑いた霊について調べるようになる。
女子高生の事件を負っている刑事の東雲。
そして、一時しのぎでもいいからと20万円の支払いをして霊を追い出してもらった省吾。
彼らと協力しながら、事件の犯人と憑りつく霊たちに立ち向かっていく物語!
根暗で霊感がある、学生主人公が、刑事が絡むといった王道スタイル。常に読者を惹きつけるものがある作品。
普通の人には見えない異形な存在が見えるようになってしまった「みこ」。彼女は彼らから逃げるでもなく、立ち向かうでもなく…精一杯シカトしつづける事に。
怖いようで怖くない、新感覚ホラーコメディ!
霊がホントにエグい描写なので、主人公の可愛さとの対比が引き立つ。
そして、悲鳴を飲み込める主人公はただ者ではないですね…。
エピソードの中にはホロリとさせられるものもあり、思わず感動してしまいます。