漫画:片瀬 茶柴
原作:城平 京
原作:城平 京
- あらすじ
鋼人七瀬の事件で岩永琴子と戦い、姿を消した黒幕・桜川六花はいったいどこで何をしているのか‥‥ 彼女の日常とも非日常ともいえる日々が明らかに。
そして、六花を追っていた琴子はついにその軌跡を掴みーー!?
【姿なき黒幕“桜川六花”再登場の「第10巻」!!】
- おすすめポイント
・今巻はいよいよ虚構推理らしい依頼が来る!怪異の犯罪を虚構の現実でもって、どのように筋道立てて塗り替えるか。今回は六花さんからの果たし状、逆襲が始まる!
鋼人七瀬事件の黒幕だった六花、九郎と琴子の前から姿を消してから1年経過し再び登場。六花が戻ってくると物語が締まりますねー。
やっと所在を見つけるも既に転居した後でご対面にはならなかったけど、彼女が動き始めたってことはまた大掛かりな虚構推理バトルが繰り広げられるのだろうか。
六花の九郎に対する感情は何なのだろうね、考えが見えず不気味。
2話は独立した短編だけど3話目から始まる資産家の嫁殺し事件への布石になっていて、読み進めるごとにワクワク感が増してくる。
構造自体は推理バトルなんだけどおもしろいよね!
しかし、マンドレイクと九郎のコント…おまけマンガが1番面白かった~!笑った!
- オススメしたい他作品
・絶園のテンペスト
・裏世界ピクニック
生物が居ない異様な雰囲気の裏世界、そこに現れる近代の都市伝説のキャラクター、説明無しで対処方法も分からないが故の読者も巻き込む緊張感。
画風は綺麗で非常に読みやすく、怪異も不気味に描かれていますし、全く読めないストーリー展開も秀逸。
あらすじ
ネット上で実話怪談として語られる存在が出現する、この現実と隣り合わせで謎だらけの。
研究とお金稼ぎ、そして大切な人を捜すため、鳥子と空魚は非日常へと足を踏み入れる。女子ふたり怪異探検サバイバル!!
・雨の日も神様と相撲を
<完結済>原作者が同じ、城平 京先生の作品。
ちょっと不思議な世界観を、慌てず騒がず冷静に受け止めて、風変わりなミステリのようなそうでないような日常を描いた作品。
日常から非日常への展開がゆるくまったりで読んでて面白い、とても読後感の良いお話です。
あらすじ
両親を突然の事故で亡くした中学生・逢沢文季。
親戚に引き取られ暮らすことになった村で彼が体験したのは、二本足で立ち、相撲を取るカエル達との遭遇、林に捨てられたトランク詰めの死体の謎解き、そして、オートバイを片手で軽く持ち上げる不思議な少女・遠泉真夏との日々だったーー。
・3×3EYES
<完結済、続編有>
圧倒的な画力と壮大なファンタジー設定に主人公とヒロインのいわゆる「ボーイ・ミーツ・ガール」的な作風の良質さはただただ単純に素晴らしい。
伝説の妖怪「三只眼」の少女・パイと、彼女によって不老不死の妖怪にされてしまった「无」の青年・八雲が「人間の象(使うと人間になれる)」を探しながら妖怪と戦うお話。パイと八雲の関係が良い。
あらすじ
藤井八雲の元へある日現れた少女・パイ。チベットから来た彼女は伝説の妖怪「三只眼」の唯一の生き残りだった。「人間になりたい」と言う彼女の話を、最初は信じなかった八雲だが、パイの力で命を助けられ、不死身の身体となる。
不老不死となった八雲は、額に第3の眼を持つパイと共に、人間になる方法を探して旅立つ――!!
壮大なスケールで描く冒険伝奇ロマン大作!