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虚構推理 11巻 あらすじとオススメしたい他作品

漫画:片瀬 茶柴
原作:城平 京
  • あらすじ

怪異達の知恵の神になった少女と、怪異にさえ恐れられる男が、怪異に挑む[恋愛×伝奇×ミステリ]!! 

“怪異”の知恵の神になった少女・岩永琴子が一目惚れした相手・桜川九郎は、“怪異”にさえ恐れられる男だった!?  

2人に振りかかる奇想天外な事件と、その恋の行方はーー!?

「私は23年前、妻の澄さんを殺した。それが真実であると説明せよ。」

富豪・音無剛一が自身の遺産相続の優先権をかけて子供達に出した不可思議な課題。その真実とは、妖狐と協力して殺害を実行したというもので、岩永琴子はその答えの導き手として任されたが!? 

【スリーピング・マーダー編、完結まで一挙収録!!】

  • おすすめポイント

・本巻で綺麗にスリーピング・マーダー編決着。展開が面白く、二転三転する思わぬ逆転劇、しかも、岩永琴子に相応しい締めくくり!琴子の繰り出す論理に登場人物も読者も振り回されました。
23年前、妖狐に妻殺しを依頼した富豪、余命がわずかだと知り自分の罪を明らかにする決意をするが…。

1つの解答に辿り着くというか導く過程が七瀬よりコンパクトで読みやすくはあったけど…やはり二転三転そうきたか!という感じ。真実ってなんなんでしょうね。嘘も真も受け手が納得すればそれは真実ってことで良いのかな。

殺人ではなく「自殺」はとても綺麗で皆が幸せになる解答だったのに、それを許さなかった琴子。どうやらその非情な姿を九郎に見せたい六花の思惑が絡んでいたようだけど成功したの?ラストの繋いだ手が意味深…。

今回のお話は結構ズドンときたなあ。展開的にはいつもの推理を組み上げていくものではあったけど琴子が人間側なのか妖側なのか、情や心が信念や秩序維持に勝るのか。六花さんの試みは正しかったのかもしれない。

  • オススメしたい他作品
・絶園のテンペスト
<完結済>原作者が同じ、城平 京先生の作品。
魔法を使ったバトル漫画であるが、人生観・世界観・価値観の異なるものによる人間ドラマ重視の漫画。
自分の住む世界のいろんな可能性を考えながら(空想含め)読むことが出来る作品。

あらすじ

ある日、魔法使いの姫君が樽に詰められ島流しにされた。

ある日、ひとりの少女が唐突に殺され、犯人が捕まらず時が過ぎた。

そしてある日、復讐と魔法をめぐる、時間と空間を越えた戦いが始まった!

・裏世界ピクニック
生物が居ない異様な雰囲気の裏世界、そこに現れる近代の都市伝説のキャラクター、説明無しで対処方法も分からないが故の読者も巻き込む緊張感。
画風は綺麗で非常に読みやすく、怪異も不気味に描かれていますし、全く読めないストーリー展開も秀逸。
あらすじ

ネット上で実話怪談として語られる存在が出現する、この現実と隣り合わせで謎だらけの。

研究とお金稼ぎ、そして大切な人を捜すため、鳥子と空魚は非日常へと足を踏み入れる。女子ふたり怪異探検サバイバル!!

・雨の日も神様と相撲を
<完結済>原作者が同じ、城平 京先生の作品。
ちょっと不思議な世界観を、慌てず騒がず冷静に受け止めて、風変わりなミステリのようなそうでないような日常を描いた作品。
日常から非日常への展開がゆるくまったりで読んでて面白い、とても読後感の良いお話です。
あらすじ
両親を突然の事故で亡くした中学生・逢沢文季。
親戚に引き取られ暮らすことになった村で彼が体験したのは、二本足で立ち、相撲を取るカエル達との遭遇、林に捨てられたトランク詰めの死体の謎解き、そして、オートバイを片手で軽く持ち上げる不思議な少女・遠泉真夏との日々だったーー。
・3×3EYES
<完結済、続編有>
圧倒的な画力と壮大なファンタジー設定に主人公とヒロインのいわゆる「ボーイ・ミーツ・ガール」的な作風の良質さはただただ単純に素晴らしい。
伝説の妖怪「三只眼」の少女・パイと、彼女によって不老不死の妖怪にされてしまった「无」の青年・八雲が「人間の象(使うと人間になれる)」を探しながら妖怪と戦うお話。パイと八雲の関係が良い。
あらすじ
藤井八雲の元へある日現れた少女・パイ。チベットから来た彼女は伝説の妖怪「三只眼」の唯一の生き残りだった。「人間になりたい」と言う彼女の話を、最初は信じなかった八雲だが、パイの力で命を助けられ、不死身の身体となる。
不老不死となった八雲は、額に第3の眼を持つパイと共に、人間になる方法を探して旅立つ――!!
壮大なスケールで描く冒険伝奇ロマン大作!
 
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