監修協力:北尾まどか、ねこまど
- あらすじ
この恋、詰むや詰まざるや…?
将棋の初心者・田中歩は部長の八乙女うるしに勝って告白したい。棋力は程遠いけれども、ぐいぐい攻めてくる歩の姿勢に、別の意味でセンパイは“詰む”かもしれない…というお話。
歩が入部してから、ずっと2人だった将棋部。部員が増え、嬉しさ楽しさ嫉妬など色々な感情が芽生える中、うるしの修学旅行で初めての“逢えない時間”ができて…!?
山本崇一朗が初めて描く恋愛ストーリー、波乱の修学旅行編をまるごと収録!!
- おすすめポイント
・奈良-京都4日間の修学旅行に行くうるし、その間ひたすらマキが応援してくれることもあって、歩への想いが次第に熱と現実味を帯びてくるその甘酸っぱさに身悶えしたくなるぐらいの8巻。『俺もこんな青春したかった』
まるごと一冊修学旅行編。
なんとも地味な設定で二人が会えないシチュエーションであるにもかかわらず、しっかりくすぐったく描く作者。手練れだなあ。マキにも凛にもスポットが当たっていて隙がない。
会えないからこそ互いの存在を意識する様子が実に青い春という感じ。電話しながら将棋を指す場面などとても良かった。
ガチに将棋での勝負を描いているわけではないけど、かといって将棋という要素をおざなりにすることなく要所要所でちゃんと用いてくるあたりが好印象。
離れて気付く気持ち。テンション上がるなあ。
- オススメしたい他作品
・からかい上手の高木さん
同著者である、山本崇一朗 先生の作品。
中学校の同級生同士である「西片」と「高木さん」のやりとりを描くラブコメディ。
高木さんが西片をからかい、西片は高木さんに仕返しをしようとするが、高木さんに見破られてしまうという2人の関係性を軸に、西片の視点から描かれる。"からかい女子"ラブコメストーリー。
ちょっぴりガサツだけど面倒見のいい先輩・武田と、そんな彼に素直になれない(?)後輩・五十嵐。
今日も五十嵐は武田をうざいと思いつつ、本当はまんざらでもなかったりやっぱり本当にうざいときもあったりと自覚のない二人の微妙な距離感にもだえちゃうことまちがいなし!
気になる武田と五十嵐の出会いや、ちょっとオトナ(?)な風間と桜井のお話しをおとどけします!!
大人にも子供にもオススメできる。道徳の教材にしたいぐらいのハートフルストーリー。
純粋ゆえに、いじめをしているクラスメイトへ特大ブーメランを返す転校生の主人公が素敵過ぎる!
ブーメランが決まり、たじろぐクラスメイト達を観るのはハンパ無く気持ちいいです。