著者:田村 由美
- あらすじ
広島編、完結!そして…新章スタート!!
久能整(くのうととのう)の日常は、ミステリアスだ!……なんて、決していわないでください…!
広島での狩集(かりあつまり)家の代々の相続争いで、過去をさかのぼるうちに、明かになった仕掛け人の存在。
さらに、汐路(しおじ)の父母たちの以外な意思が明らかとなり…!?
追加ページ有りで広島編、ついに決着!そして、新章スタートの必見の第4巻!
- おすすめポイント
・広島編を終え、次の展開が斬新。短編が3つも収録されている4巻がとても面白い!
広島編完結からショートが連続で。
最後朝春が開き直ってベラベラ喋るのにじいちゃんが毎回突っ込むの面白い。「整くんって誰なんだっけ」ほんとそれ。なんでお家騒動に赤の他人が首突っ込んで死にそうになってるんだ。
「3の人」以降は畳み掛けるような単発事件への巻き込まれっぷり。こういう刻んでくる感じのが好きかもしれない。
温室のやつ、普通に訴えられたらアウトのやつだし、人にはアレコレ言うくせに自分は結構軽率に動くよね、そんな主人公・整が本当に好き。
- オススメしたい他作品
・7SEEDS
<完結済、外伝有>同じく、田村 由美 先生の作品。
設定、ストーリー、展開、キャラクター、全てが面白い。
奇想天外に進んでいく作品、ずっとはらはらさせられっぱなしです。
早い展開の中にも、個性溢れるキャラクターが、それぞれの設定の回収も細かいところまで描写されいて、メンバー同士の交流も心に響く言葉で彩られていて漫画とは思えない感動的な場面が演出されています。
・ここは今から倫理です。作者の思いが綴られている1巻のあとがきは是非読んで欲しい!
不完全なイケメン先生の倫理の授業が絶妙。倫理に正解を求めることが難しいように、主人公もまた不完全な人間で完全な答えなど持ち合わせていません。
しかし生徒たちには"大人"で、そして真摯です。この主人公のバランスが絶妙でありこの作品の特徴だと思います。
生徒たちの悩みを理解を示し、共感し、救う。こんな姿勢を貫く人物を、どの作品でも見たことがありません。
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