- あらすじ
ボッス王国へ乗り込んだ「冥府の王」デスハー、対峙するドーマスとホクロの運命はいかに…!
そして、デスハーが目論む真の目的とは…!?
一方、ボッジとカゲもギガンとともに「冥府への入り口」へと迫っていた…。
『月刊コミックビーム 2019年7月号』で発表された読切番外篇も特別収録!!
- おすすめポイント
・個性の強い独特キャラクター達や、障害が有っても真っすぐに生きるボッチ王子や親友のカゲは凄く大好きです。デスハーにボコられ小馬鹿にされるドーマス、しかし彼が根性を見せて「立ち向かう!」と返した後の冥府騎士団達の頬を赤らめる、あの感じ、大好きです。
戦いも佳境へと思いきや、デスハー冥府に帰っちゃうの?
でも、魔物を連れて帰ったり、ギガンデスを軍にいれたりとなんだかんだ優しいような。
そして、ドーマスと再会したボッジの感情の揺らぎが本当に痛々しく、簡単に仲直りできないところも、人間味があって、とても良い。
自分の命を奪おうとした人をそう簡単に許せるはずがないもの。
登場人物それぞれが悲しい過去を抱え、それを乗り越えようと、糧にしようと足掻く姿には、やっぱり涙腺が緩むね。 さて、この戦いにはどうやって終止符が打たれるのか?気になる。
- おすすめしたい他作品
・火の鳥
<完結済>「その生き血を飲めば永遠の命を得ることができると言われている……」。「永遠の命」をテーマに、手塚治虫が生涯にわたって描き続けたライフワーク作品「火の鳥」。
様々な表現にチャレンジしている部分もあり、ストーリーでも演出面でも非常にクオリティが高い。手塚治虫の代表作の名に恥じない完成度。
生に執着する人間たちの様子が描かれており、 人間社会の風刺や史実を活かした造りが面白い作品。
・とつくにの少女
新たな人外×少女の物語、始まるーー。分かたれる世界でも、繋がり合う心。 昔々、遠く遥けき地に二つの国ありてーー。
触れると呪われるという異形の者棲まう『外』と、人間が住まう『内』で分かたれた世界。本来であれば、交わらぬはずのふたりが出会った時、小さな物語が密やかに動き出す。これは朝と夜ーーその深い断絶の宵に佇む、ふたりの御伽話……。
絵本感覚の漫画です。中世のヨーロッパのような雰囲気で、静かな展開と人外もの、ファンタジーとミステリーが合わさった今までにない感じのストーリーです。
少女がすごく可愛い。せんせと少女のこれからの展開に目が離せません。