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舞妓さんちのまかないさん 8巻 あらすじとオススメしたい他作品

著者:小山 愛子
  • あらすじ

「をどり」のシーズンも終わりに近づき…。

ここは京都のど真ん中にある花街。舞妓さんたちが共同生活を営んでいるのは「屋形」と呼ばれるおうちです。青森からやってきたキヨは舞妓さんを目指していたけれど、今は屋形のまかないさん。舞妓さんたちの毎日の食事を作っています。

一方、キヨの幼なじみのすみれ(すーちゃん)は、仕込みさんという下積み期間を経て、晴れて舞妓「百はな」となりました。

舞妓さんたちが一年で一番忙しいとされる「をどり」も佳境。京都の観光シーズンも重なり、そわそわ、落ち着かない舞妓さんたちにキヨちゃんが作ってあげるごはんは…?

華やかな花街の舞台裏、普通の日のごはんを通して、温かな人間模様が描かれるお台所物語。

  • おすすめポイント

・めがねさん姉さんと、仕込み理子との掛け合い漫才も冴え渡る!がんばっている人たちへの応援メッセージ!!奇をてらった料理ではなく、飽くまで家庭的な料理を出すキヨさんに癒されます。
百はなちゃん、完璧っぽくてもちょいちょい気を散らして、気を引き締めて、を繰り返してるなあ。でも普段が完璧だからそれもプラスに見えてしまうという。さすが。

そして相変わらずキヨちゃんの存在が支えになってる。幼馴染の関係はちょっとハラハラ。まあキヨちゃんがのほほーんとしているからそうでもないけど。お母さん亡くなっていたのか。

メガネ先輩と理子ちゃん、よくケンカするけどお互いのことを思い合ってるからこそだね。

思い合ってると言えば、すーちゃんはキヨの誕生日に休みを合わせて、キヨの行きたい所に連れて行ったり、幼なじみの健太は欲しいものを聞いて送ってきたりして、キヨが優しいからみんなも優しいんだろうな。

健太がキヨに思いを伝えるのはいつかな、ちょっと楽しみ。

舞妓さんたちが屋形のお母さんに、母の日のプレゼントをキヨと考えて、クレープを作って食べてもらおうとするが、みんなで食べたい、という言葉でみんなが夢中で食べてしまったオチに笑った。

  • おすすめしたい他作品

・衛宮さんちの今日のごはん

「Fate」のスピンオフ作品、本編は緊張感がある分、こちらは癒し系の作品。
テーマはごはん、日々の手料理が主役です。
どれがどれもおいしそうに描かれています。料理漫画として、レシピもしっかり書かれていて再現率も高いです。
食べる楽しみより、作る楽しみが伝わってくる。主人公・衛宮士郎の表情を見ているとそんな気持ちになってくる作品です。
・銀のスプーン
<完結済>主人公の律は受験を控えた高校3年生。
弟の調、妹の奏、そして母の4人暮らし。ところがある日、母の病気が発覚。律がはじめて台所に立つことに…。
単なる不幸ストーリーではなく、嫌味なキャラクターは出ない、それでもキャラクターはみんな立っていて、そしてほっとする。こんな物語めったにない、家族の絆と料理で心温まるおいしくて優しい物語です。

・甘々と稲妻

<完結済>育児と料理のハイブリッド漫画。読んでいると、料理がしたくなる作品。
パパの事が大好きで、パパもつむぎちゃんのことが大好きで、男で一つで育てる苦悩に追い込まれたパパが利害の一致でたどり着いた結論にはある種、納得です。

あらすじ

半年前に妻を亡くした高校教師犬塚公平は、男手ひとつで幼稚園に通っている幼い娘つむぎを育てていたが、料理がほとんどできないため、コンビニ弁当での食事や外食ばかりの日々を送っていた。

ある日、つむぎと出かけたお花見で、母にドタキャンされ泣きながらお弁当を食べていた女子高生・飯田小鳥と出会う。彼女との出会いを経て、つむぎにまともな食事を食べさせてやりたいという想いに駆られた公平は、小鳥の母が経営する料理屋「恵」を訪ねる。そこで、小鳥と一緒に炊いた土鍋のご飯をきっかけとして、3人で定期的に料理をするようになり、料理の楽しみに目覚めていく。

 
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