漫画:小川 亮
- あらすじ
諸葛孔明は歌手を目指す月見英子と音楽で天下一を目指す。
英子の母・翔子と、音楽の道か堅実な道かを賭けて勝負をすることになった!
新曲『Flower Crown』が人の心を惹き付ける曲になれば、歌手への道を認めるという。
「兄妹愛の歌」である新曲完成の鍵が英子の過去にあると見た孔明は、実家がある「京都」へと英子を誘う。
英子は上洛した孔明とともに母親との因縁の地で「足りないなにか」を見つけようともがく。
京都五商祭編開幕!
- おすすめポイント
・この巻より京都編。英子と共に商店街の祭りを盛り上げる為に奮戦する孔明!ときどき交錯する三国志エピソードがたまらない。
人と人との絆を結ぶことが大きなテーマになっている。
相手方の商店街は勝ち続けることこそが絆、結束の源泉となっているが、もし負けることがあれば一気に壊れそうな危険性も同時にはらんでいるように思える。
英子の母は娘が夢を追うことに相変わらず強く反対する考えのようだが、英子は過去の記憶と向き合い、単に反発するだけではなく(親に認められないという悲しさもある)なってきているのもいい流れだと思う。
孔明が過去の自分と今の状況を重ね合わせる回想はこれまでも出てきており、個人的に好きな演出。
本番での奇策にも期待したい。
帰省した英子と一緒に商店街対抗の演芸合戦に挑むことになった孔明。
これまでのようにサラッと解決するのかと思ったら1巻まるごと京都編だったので驚き。
英子の家族との繋がりにも変化が見られ、新曲作成についても光明が見えてきそう。
そして次巻予告がかなり熱くて期待が高まる。
この巻で積み上げたものが解放され、この作品ならではの熱いバトルが期待できそうなので楽しみに待ちたい。
- オススメしたい他作品
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