- あらすじ
大穴『アビス』の底を目指し、探窟を続けるリコとレグ、そしてナナチ。壮絶な戦いの末、宿敵ボンドルド討伐に成功するーー。
白笛に身を変えた“プルシュカ”を手にし、『絶界の祭壇』に到達したリコ一行。二度と帰ってはこられないという『絶界行(ラストダイブ)』の末、ついに六層に辿り着くーー。
しかし、そんな彼女たちの前に出現したのは、独特の価値観を持つ“成れ果て”たちの棲む村であったーー。
理性と本能が入り混じる大冒険活劇、第六巻!!
- おすすめポイント
・価値に拘る村の住人が怖い。死に近い暮らしを続けると、いつか頭がおかしくなりそうです。穴に惹かれ穴を覗き込みたくなる人は何度も読み返せる美味しい本。
第六層は暑いみたいで、砂漠みたいな感じなのかな?
今までの階層より遺跡っていう感じがする場所だった。そこで出会ったなれ果てたち。村を作って、物を価値で取引している。
価値っていのもそんな簡単なものではないみたいで。魂の信号……。魂っていうものがこの作品では重要な気がする。
そしてレグを知っているような子(?)はいったい何者で、お祈りガイコツに名前の書かれた紙……。ここにきて謎が具体的になってきた感じがする。はてしてアビスの底にはなにが……。
彼らの存在や白笛たちが同じ地にいることに何か意味があるのかな。この作者なら意味着けしてそうなので、楽しみです。
- オススメしたい他作品
ちょっとの喜びあり、ちょっとのスリルあり、悲しみがあり、別れがあり、幸せがある。
6巻という短い物語でありながら、最終巻までを通して物事の価値観や人生を振り返るような作品。
あらすじ
文明が崩壊した終末世界。ふたりぼっちになってしまったチトとユーリは、愛車のケッテンクラートに乗って広大な廃墟をあてもなくさまよう。
日々の食事と燃料を求めて移動を続ける、夢も希望もない毎日。だけどそんな「日常」も、ふたり一緒だとどこか楽しそう。一杯のスープを大事に飲んだり、まだ使える機械をいじってみたり……何もない世界だからこそ感じる想いや体験に出会える、ほのぼのディストピア・ストーリー。
何者かによって“球”がこの地上に投げ入れられた。その球体は、情報を収集するために機能し、姿をあらゆるものに変化させられる。
死さえも超越するその謎の存在はある日、少年と出会い、そして別れる。光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ……刺激に満ちたこの世界を彷徨う永遠の旅が始まった。
これは自分を獲得していく物語。