- あらすじ
イルミューイの変わり果てた姿という、忌むべき過去をもった成れ果て村。
囚われのナナチを救うべく、レグはファプタとともに村に戻るーー。
だが、村人に対する復讐心に燃える、ファプタのとった行動は…?
大人気ファンタジー、待望の第9巻?
- おすすめポイント
・そして混沌が始まる。ナナチを取り戻すため、ファプタに接触するレグ。ファプタはレグのためにその「腕」を差し出し、自らの願いを告げる。
成れ果て村編クライマックス。
ファプタ超ど級の村殲滅攻撃。レグはファプタもリコの気持ちも分かるよね。なのでこのファプタの怒りを止める事が出来るのか想像出来ない。欲望の揺籃の力が鍵になるのだろうか。ナナチに託したベラフの記憶も手掛かりになるか。
深海六層はまだ入り口。冒険はここでは終わらないはず。ファプタも共に冒険をすれば良いのには都合が良すぎる?だってプルシュカをキレイにしてくれたんだし。成れ果ての者達でムーギィさんがおかみさんらしさを残したままあまり変化しなかったんだね。
復讐に燃える姫の気持ちも、レグの優しさも分かるから、色々やるせなくもどかしい展開。どう決着をつけるのか次巻も楽しみ。
- オススメしたい他作品
ちょっとの喜びあり、ちょっとのスリルあり、悲しみがあり、別れがあり、幸せがある。
6巻という短い物語でありながら、最終巻までを通して物事の価値観や人生を振り返るような作品。
あらすじ
文明が崩壊した終末世界。ふたりぼっちになってしまったチトとユーリは、愛車のケッテンクラートに乗って広大な廃墟をあてもなくさまよう。
日々の食事と燃料を求めて移動を続ける、夢も希望もない毎日。だけどそんな「日常」も、ふたり一緒だとどこか楽しそう。一杯のスープを大事に飲んだり、まだ使える機械をいじってみたり……何もない世界だからこそ感じる想いや体験に出会える、ほのぼのディストピア・ストーリー。
何者かによって“球”がこの地上に投げ入れられた。その球体は、情報を収集するために機能し、姿をあらゆるものに変化させられる。
死さえも超越するその謎の存在はある日、少年と出会い、そして別れる。光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ……刺激に満ちたこの世界を彷徨う永遠の旅が始まった。
これは自分を獲得していく物語。