- あらすじ
深界六層に辿り着いたリコたちの前に、忽然と現れた“成れ果て村”。
そこは住人たちが独特の価値を持ち、その価値を交換することで成り立っている村であった。村を探索し住人たちとの交流をもつ三人。
そんな中、ナナチの取った行動により、リコは後戻りのできない絶望的な状況に巻き込まれていくーー。
- おすすめポイント
・リコの成長と白笛の真の力。奈落の深部に行くほどリコの成長が著しい。成れ果て村の成り立ちと全容、レグの過去に迫る7巻。
マアアさん、一見かわいい着ぐるみ的な見た目だが尻が意外と汚い(笑)。
睾丸焼き、おいしそうではあるが提供者とはいったい。
終盤の展開は、この旅には姿を変えたプルシュカが共に在るのだということが改めて分かったしみんな無事で何よりである(ポリヨーンさんは惜しい)。
ヴエコの詳細な過去、ファプタの最後の発言の意図するところとは何か、ナナチらと価値の交換ができるのかなど続きが気になるところ。ベラフのしたように、価値を提示できればミーティのような存在もそのまま生み出せてしまうらしいこの世界独自のシステムは単純にすごい。
なれ果て村の生まれた秘密、早く知りたい!
- オススメしたい他作品
ちょっとの喜びあり、ちょっとのスリルあり、悲しみがあり、別れがあり、幸せがある。
6巻という短い物語でありながら、最終巻までを通して物事の価値観や人生を振り返るような作品。
あらすじ
文明が崩壊した終末世界。ふたりぼっちになってしまったチトとユーリは、愛車のケッテンクラートに乗って広大な廃墟をあてもなくさまよう。
日々の食事と燃料を求めて移動を続ける、夢も希望もない毎日。だけどそんな「日常」も、ふたり一緒だとどこか楽しそう。一杯のスープを大事に飲んだり、まだ使える機械をいじってみたり……何もない世界だからこそ感じる想いや体験に出会える、ほのぼのディストピア・ストーリー。
何者かによって“球”がこの地上に投げ入れられた。その球体は、情報を収集するために機能し、姿をあらゆるものに変化させられる。
死さえも超越するその謎の存在はある日、少年と出会い、そして別れる。光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ……刺激に満ちたこの世界を彷徨う永遠の旅が始まった。
これは自分を獲得していく物語。