- あらすじ
今日も今日とて、ハーフエルフの吉田は配達人の仕事に邁進中。先輩の職務怠慢や融通の利かない役人の難癖、胡散臭い下っ端盗賊の闖入に悩まされながらも、持ち前の勤労精神で走り続ける!
名もなき仕事人たちの活躍を描くファンタジー物語、吉田の成長と負担増が垣間見える第3巻!
- おすすめポイント
・世界に抗う者たち「組織」が姿を現した事により、まるでこの漫画の世界全体に不穏な空気が流れ込んでくるよう。それでも、アイダツィヒと吉田は今日も元気に通常運転。愛あり、過労あり、お祭りあり、豊かな社会ありと、3巻も素晴らしいエピソードが詰まっております。
この巻はさらなる勤労精神に目覚めた吉田、ヴィキニアーマーをめぐる町の政争、先輩の過去に絡んだ騒動、などなど。
あれ? 前巻 最後の方で出てきた組織の話はやらないの?と思っていたら、最後の方で少しだけ出てきました。
この感じだと組織がらみの話はあくまで別軸として少しずつ進めていく感じでしょうか。
日常的な話はコメディ的に楽しめるので、それはそれで良いかなと思います。
そして、籠城戦が面白いですね~。ここに集まる諸々の職種の人々、祭りなノリが、笑えます。
「経験値計算官」は、斬新!自身で紋章官に似ているとの弁は、なるほどと思いました。
「楽師」の役に立つのか立たないのか解らない職種も良いですね~。
- オススメしたい他作品
終始あたたかいムードの、中世ヨーロッパ(を模した世界)の城での日常生活を描いた作品。
食べ物について、照明について、薬草について、など所々コラムのようにちょっとした知識の紹介があり、作中舞台の雰囲気が豊かに描かれているのが魅力的。
主人公は騎士見習いだが、城での生活を通して出会う様々な職業、立場のサブキャラクターもまだ第二の主役といえる。彼らが与える小さな気付きが、決して華やかなことばかりではない騎士の修行の手助けに繋がっている。
中世の城を緩やかに流れる時間を楽しめる作品。
あらすじ
寝食、給仕、馬の世話。騎士見習の城暮らし。
誰にも負けない、うんと強い騎士になる!
騎士を目指す貴族の子弟ロサ=スカーラエは、名門と名高い 『錠の城』へとやってきた。立派な騎士となり、故郷の「梯子の城」に戻るため。
地道に、真摯に、少しずつ『錠の城』で様々な出会いや経験を積み重ね叙勲を目指す騎士見習いの成長譚。
魔王を倒した勇者一行の“その後”。
魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。
彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは、
残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは、
物語は“冒険の終わり”から始まる。
英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!
とても良く描き込まれており、個性豊かな登場人物によって物語へ惹き込まれます。