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竜と勇者と配達人 7巻 あらすじとオススメしたい他作品

著者:グレゴリウス山田
  • あらすじ

対立する役所と反社会組織の間で繰り広げられる外交&情報戦。そこに魔術組合のいざこざも絡み、状況はややこしくなるばかり。当然、争いの影響はハーフエルフの吉田が働く駅逓局にも及び……!? 

名もなき仕事人たちの活躍を描くファンタジー物語、局長の悲しき過去まで明かされてしまう第7巻!

  • おすすめポイント

・今巻では「情報インフラ」に関する大騒動が描かれます。インターネットなど無い世界ですが、狼煙・伝書鳩に変わるような新通信技術を導入しようとする件は、かなり中世ファンタジーとミスマッチな題材。それをここまで面白おかしく描けるのは流石の一言です。
今巻では「情報インフラ」に関する大騒動が描かれます。インターネットなど無い世界ですが、狼煙・伝書鳩に変わるような新通信技術を導入しようとする件は、かなり中世ファンタジーとミスマッチな題材。

それをここまで面白おかしく描けるのは流石の一言です。改めて書くまでもなく!

それにしても驚いたのは、ほんの数コマしかないですが、吉田がしっかり美少女顔に描かれる機会があったことです(直後に崩れますが…)。眼鏡をとった煽りアングルで足を組む姿とか、エルフとしての貫禄がありました。

レオタード姿のモルガさんも凄い…。しかし、そのあたりを全くお話のメインに据えないのもまた、流石です。女子キャラ目当てに読む漫画ではないものの、他にもデッサンの迫力を感じるコマが今巻は多く、とっても楽しめました。

相変わらず、中世職業本を書いた方ならではの視点がてんこもりで、このまま続いて欲しいなぁと思わせてくれる作品。

  • オススメしたい他作品
 ・騎士譚は城壁の中に花ひらく

終始あたたかいムードの、中世ヨーロッパ(を模した世界)の城での日常生活を描いた作品。

食べ物について、照明について、薬草について、など所々コラムのようにちょっとした知識の紹介があり、作中舞台の雰囲気が豊かに描かれているのが魅力的。

主人公は騎士見習いだが、城での生活を通して出会う様々な職業、立場のサブキャラクターもまだ第二の主役といえる。彼らが与える小さな気付きが、決して華やかなことばかりではない騎士の修行の手助けに繋がっている。

中世の城を緩やかに流れる時間を楽しめる作品。

あらすじ

寝食、給仕、馬の世話。騎士見習の城暮らし。

誰にも負けない、うんと強い騎士になる!
騎士を目指す貴族の子弟ロサ=スカーラエは、名門と名高い 『錠の城』へとやってきた。立派な騎士となり、故郷の「梯子の城」に戻るため。

地道に、真摯に、少しずつ『錠の城』で様々な出会いや経験を積み重ね叙勲を目指す騎士見習いの成長譚。

"実際にダンジョンがあったら"という現実感が追求され、魔物の生態やダンジョンの構造を詳細に描れた作品。
モンスターの生態を暴いて創意工夫で勝つといった感じな作品。物語の展開と内容が非常に丁寧に作られた作品で、主人公も周りの仲間達もキャラクターが非常に立っている。
オリジナリティがあり、物語の展開テンポがよくて読みやすい作品。
フィンランドのサーミ人男性のもとに嫁いだドイツの女性軍人のほのぼの北欧狩猟ライフ。
狩猟、採取、加工、料理そしてアラサー同士のむず痒い恋愛と、他の作品にはないような要素がたくさんで面白いのでオススメです。
また、画力・知識・キャラクターがマッチした作品のテイストを兼ね備えたとても読みやすい作風なのもポイントです。
・葬送のフリーレン

魔王を倒した勇者一行の“その後”。
魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。

彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは、
残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは、
物語は“冒険の終わり”から始まる。

英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!

とても良く描き込まれており、個性豊かな登場人物によって物語へ惹き込まれます。

 
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