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漫画紹介ブログです。「この作品が好きなら、あの作品もおすすめしたい」そんな思いからスタートしています。

竜と勇者と配達人 5巻 あらすじとオススメしたい他作品

著者:グレゴリウス山田
  • あらすじ

配達人として成長を続けるハーフエルフの吉田だが、レベルアップの余地はまだまだありそう。そんな中、都市では駅逓局と運び屋の対立や魔物の違法取引に絡む騒動が次々と起こり……。

名もなき仕事人たちの活躍を描くファンタジー物語、役所vs反社会組織の緊張高まる第5巻!

  • おすすめポイント

・相変わらずのオマケの情報量の多さが楽しい漫画で嬉しい限り。ロマン溢れる昔よりも、ブラック溢れる昔の方が楽しいと思えるのは、この情報量があってこそなんだと思う。13世紀のハローワークとかも読んでいると細かい演出まで楽しめます。
この巻では、実世界における郵便と飛脚の競合史やら、銃火器が従来の非火薬武器に取って代わるまでの長年のドクトリン試行錯誤の歴史やらが垣間見える話が書かれています。

それが創作ファンタジーなのか、実際の史実をモチーフにした話なのか、真贋定かでないのだけども、むしろその曖昧さがある中でのこの情報量が大変良いですね。

配達人Lv47の長老すげぇ。あらゆるものを駆使して届け先不明のものを片付ける手腕は、見事。他社競合の話は考えさせられる。これは本当に。属人性を排し、効率化を求める話、これまた世界に対する新たな概念は難しい。

また、吉田さんのスレンダー美人ぶりに拍車がかかります。ビキニ・アーマー姿を見てみたいという願望が進んでしまいます。

  • オススメしたい他作品
 ・騎士譚は城壁の中に花ひらく

終始あたたかいムードの、中世ヨーロッパ(を模した世界)の城での日常生活を描いた作品。

食べ物について、照明について、薬草について、など所々コラムのようにちょっとした知識の紹介があり、作中舞台の雰囲気が豊かに描かれているのが魅力的。

主人公は騎士見習いだが、城での生活を通して出会う様々な職業、立場のサブキャラクターもまだ第二の主役といえる。彼らが与える小さな気付きが、決して華やかなことばかりではない騎士の修行の手助けに繋がっている。

中世の城を緩やかに流れる時間を楽しめる作品。

あらすじ

寝食、給仕、馬の世話。騎士見習の城暮らし。

誰にも負けない、うんと強い騎士になる!
騎士を目指す貴族の子弟ロサ=スカーラエは、名門と名高い 『錠の城』へとやってきた。立派な騎士となり、故郷の「梯子の城」に戻るため。

地道に、真摯に、少しずつ『錠の城』で様々な出会いや経験を積み重ね叙勲を目指す騎士見習いの成長譚。

"実際にダンジョンがあったら"という現実感が追求され、魔物の生態やダンジョンの構造を詳細に描れた作品。
モンスターの生態を暴いて創意工夫で勝つといった感じな作品。物語の展開と内容が非常に丁寧に作られた作品で、主人公も周りの仲間達もキャラクターが非常に立っている。
オリジナリティがあり、物語の展開テンポがよくて読みやすい作品。
フィンランドのサーミ人男性のもとに嫁いだドイツの女性軍人のほのぼの北欧狩猟ライフ。
狩猟、採取、加工、料理そしてアラサー同士のむず痒い恋愛と、他の作品にはないような要素がたくさんで面白いのでオススメです。
また、画力・知識・キャラクターがマッチした作品のテイストを兼ね備えたとても読みやすい作風なのもポイントです。
・葬送のフリーレン

魔王を倒した勇者一行の“その後”。
魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。

彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは、
残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは、
物語は“冒険の終わり”から始まる。

英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!

とても良く描き込まれており、個性豊かな登場人物によって物語へ惹き込まれます。

 
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